イップスは手術で治せる

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誰でも簡単にイプスになる

Question

 

パター以外でクラブが上がりません。。。

特に悪い日はボールの横にクラブを置く時に勝手

にワッグル(左右10cmくらいを繰り返し)を

してしまい静止した状態になりません。

 

この落ち着いて静止した状態を保ちたいのですが

どうしたら良いでしょうか?

 

このような状態を打開できる方法を知りたいです。

私生活では何も悪いところはありません。

宜しくお願いいたします。


Answer

 

イプスとは脳にトラウマ的な記憶が刻まれた状態

だと言う医学的な報告がありました。

いわゆる脳障害として手術するとある程度の場合

は治ると聞いています。

 

いくらメンタルだと言われ、以前は精神的に弱い

からだとかいう偏見があったのですが、医学的に

その原因や症状が分かった以上、病気として取り

扱う方向に進んでいるようです。

 

昔からゴルフ界もイプスで打てなくなった選手が

大勢いました。

医学的に解明されていない時代でも治し方があっ

て、手術せずに治した人もいます。

 

イプスの原因は失敗経験によって作られ、その回

路を使わない事で動けるようになると言う事は長

年の経験や統計から解っていました。

 

一番多いのはパティングです。

これは一番緊張をする場面ですので、そこでの失

敗経験は恐怖心となり、恐怖心でまた失敗すると

いった悪循環に陥ります。

 

すると失敗するイメージしか沸かない事で筋肉が

硬直して催眠術にでも掛かったかのように全く始

動できなかったり、無理やり動いたとしてもとん

でもない動きになったりします。

 

ショートパットが入らなくなる事がありますが、

経験値によって克服できる軽症もあり、その内容

はいろいろとあります。

 

始動ができないのは「静から動」に移れないため

に、ワッグルで左右に揺らしながら止めずにその

まま打つと打てると言う人がいます。

 

無理に静止状態から打たなけれならないルールは

ありませんので、これはこれで有効です。

 

また、パティングでは握り方を替えたり、左手動

にして右手は添えるだけ、あるいはそれでイプス

になった人は逆にするなど、動かない筋肉を使わ

ずに打つと言うのが一つの解決方法です。

 

フルスイングのテイクバックは色々な上げ方があ

りますので、どの筋肉をいつどう使うと楽に動か

せるかなどを試してみると良いでしょう。

 

また、寄せのピッチショットなどで大ダフリした

りする人がいますが、動作に問題がある場合もあ

ります。

 

ある方は右肘をテイクバックですぐに曲げてしま

い、打つ時に伸ばして打ち込む事で 2 cm ほど手

前を何度もダフっていました。

 

肘を曲げる事で肩が回らず、そのまま打つとトッ

プするので右肘を伸ばして打ち込むのですが、

リリースが早過ぎて手前に落とすのです。

 

ご本人はイプスだと言っていますが、技術的にも

修正が必要で、右肘を使わない寄せの技術を習得

する必要があるかと思います。

 

一言でイプスと言ってもかなり広い意味でみなさ

ん使っておられますが、その症状に応じて対応す

る事が大切かと思います。