アイアンの精度を上げる
Question
スリーパットしないコツを教えて下さい。
Answer
まず、スリーパットする状況は一打目が長い事
が一番で、次は緊張して二打目で打ち損じる事
やショートパットで強く打てない事です。
この状況を解消するにはまず 9 番アイアン 以
内のアプローチを練習してワンパット圏内に止
める事です。
グリーンのどこでも乗ればナイスショットと思
っていたら大間違いです。
ホールインワンの練習をすると精度が上がりま
すのでウエッジなどは少なくてもワンピン以内
に止められるようにする事です。
問題は 8 番アイアン以上のアプローチで乗せる
のがやっとな距離です。
いっそ乗らずにピッチショットで寄せた方がよ
ほど寄ると思えるほど遠くにしか乗らない場合
はロングパットの練習が必要です。
ロングパットでショートするケースが多いと思
いますがその原因は振り幅とスピードの関係を
活かしていない場合があります。
パティングの縦距離はストロークの幅で出すの
ですが、トップからインパクトまでの時間を同
じにする必要があります。
10 cm の振り幅で 0.2 秒だったとしたら、20
cm のフリ幅でも 0.2 秒で打つと、移動距離が
倍なのでスピードも倍になります。
縦距離は結局このヘッドスピードで決まります
ので、振り幅によって速度が変わるような打ち
方をします。
まず、左の目の下に球を置き、ソールして右の
足の内側までフェイスを移動した幅で打つと
5 歩の距離だとします。
そして右足の外側まで上げると 10 歩、さらに
足幅一個分足すと 15 歩と言うようにある程度
の法則性がありますので、最初は計算で振り幅
を決めます。
しかし、これでもゆっくりと振ったり、グリッ
プが緩むとショートしますので、左手だけは終
始グリップをマックスにしたままにして、同じ
時間内でスイングをする練習をします。
カップを見て、感覚だけでその距離を出せるよ
うになるには何年も掛かりますので、まずは計
算によってある程度一定の距離が出せるように
指針としてこの歩数と振り幅のパターンをご自
身で決めて、それを定着させることがコツかも
知れません。
また、ショートパットが入らない場合は弱いか
らで、50 cm ほどオーバーするくらい強く打っ
て曲がる前に入れるというライン消しが出来、
8 割は入りますが、慎重におっかなびっくり打
つと 8 割入りません。
返しの心配をせずに思い切ってしっかりと打つ
のがショートパットのコツです。