グリップを体に近づける?

 インサイドイン打法は欧米ではあまり見ない

Question

 

ダウンスイングでグリップを体に近づけろ?

グリップは体から離しておかないとハンドファ

ーストで打てませんよね。


Answer

 

これは打法の違いで、体に近づける打法はイン

サイドインでアームシャフト角をアドレス時と

同じにしたまま打てと言う打法です。

 

また、体から離せと言う打法はインパクトでフ

ルアンコックしてアームシャフト角を伸ばすと

言う現在世界で主流の打法です。

どちらもハンドファーストで打てますが、違い

はスイング速度に合っているかどうかです。

 

アドレス時のアームシャフト角で打つためには

手が浮かないように抑え付けながら体に近づけ

なければならず、高速で振るとどうしても伸び

てしまいます。

したがって、高速時代の現代では最初からハン

ドアップにしてアームシャフト角を 180 度に

して打ちます。

 

ダウンスイングの軌道は重要で、インパクトの

形によっても変わります。

右の肘をおヘソの位置まで内側に落とし、押し

込み幅を大きくするにはハンドアップで打たな

いと右肘が右腰にぶつかって邪魔になります。

 

これでハンドアップにせずにハンドファースト

にすると肩が開いた形でインパクトになってし

まいます。

 

この場合フェイスが開くのでシャットにして押

し込みを強くする打法も流行りつつありますが

肩の開きが早いと縦のパワーが充分に使えなく

なります。

この場合、ヘッド速度は落ちますが重量が増え

て球の反発力を上げ、方向出しにもなりますの

で広まりつつあります。

 

世界に通用する打法は数種類ありますので、個

人の価値観と好みで選択されると良いと思いま

す。