手元が浮いて困っている

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左腕とシャフトが一直線になる打法が高速用


Question

インパクトで手元が浮いてしまって困っています。
元々スライサーで現在ドローのスイングをしています。
ウッド系は問題ないのですが、アップライト(標準から1.5)

にしてるアイアンでもヒールアップしてしまいドローが出

しづらいです。

どんな練習方法が効果的ですか?
178センチ20代男性


Answer

アドレス時はアームシャフト角が 160 度程度でしょうか。
ところがインパクトではその角度が伸びて 175 度になって
ハンドアップで打つ事を手が浮くと良くいいます。

これは浮くのではなく、わざとハンドアップにしてフルア

ンコックして打つ打法があり、それが世界最先端の打法に

なっているのです。

 

日本は 30 年前の古い打法が主流で、アドレスの再現と言

って、アドレス時の 160 度程度のアームシャフト角にして

打てと言われるのですが、昔はスイング速度がさほど早く

はなく、無理すれば同じ 160 度で打てたのです。

 

ところがタイガーウッズ時代になり、高速、超高速打法が
世界の主流となり、遠心力で伸びてしまうためにわざと伸

ばして打つ打法に進化したのです。

したがって、標準のアイアンでもかなりハンドアップにし

て打たないとトウが浮いてしまうのが正常な打ち方です。

 

アップライトにしてもまだヒールが浮くと言うのは恐らく

アドレスでの前傾が棒立ちになっているからだと思います。

 

アイアンはアドレス時にトウが浮くくらいにして構え、イ

ンパクトではハンドアップにしてフルアンコックしてソー

ルが水平になるのが正常です。

 

したがって、アドレスで構える時にスパインシャフト角が
90 度になるような前傾にして球を離してアップライト軌道
を修正されると良いでしょう。

 

あまり棒立ちで打っていると、後ろから見たら立ちション
しているように見えますので、しっかりと前傾を取って懐

を広くし、右肘がお臍まで入るようなスペースを作ります。

 

日本人のスイングがおかしいのはこの立ちション構えで縦

に振っているからで、アドレスの姿勢から治す事をお薦め

致します。

 

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どの番手もスパインシャフト角が 90 度