地面反力は合計三回使う

  蹴る前に一度踏みつける

Question

 

スイング中に右足は地面反力を二回使う聞いた

のですが、一度蹴るだけかと思っていました。

その二回目はいつどう使うのでしょうか?

 

Answer

 

はい、右膝を伸ばして蹴るのはインパクト直前

インパクトゾーンに入ってからで、これは体

全体の回転を速めます。

 

そしてもう一つはその前に母指球で地面を踏み

つけて切り返し時からの始動に勢いを付ける技

法です。

始動はヨジリなのですがお尻の突き出し(腰掛

け)を行ってすぐに踏みつけ(踏み込み)を行

い、その時に踵を浮かせてフクラハギの筋肉を

バネとして地面を飛球線後方に押します。

 

この反作用によって体(体重)は左(目標方向

)に押されて移動にパワーが入り、さらに右サ

イドベンドで頭は残って体は弓を作って張りが

より強くなります。

 

そして、踏みつけ直後に左足の爪先で前打席方

向に蹴り、その後に右脚の膝を伸ばす蹴りが入

りますので腰の回転が速まり、体重が素早く移

動してパワーがマックスになります。


恐らくこれらの地面反力の中の右足の二回だと

思いますが、タイガーウッズは全盛期にはこの

右足の踏みつけを「プッシュフォワード」と解

説しています。

これは、蹴るのと同じくらいパワーが出るので

後ろ打ちをする時に思い切り踏みつけてから蹴

るとターゲットに向かって跳ばされて走り出し

てしまいます。

 

このパワーを 3 ~ 4 割に落としてスイングに

組み込んでも相当な飛距離が出ますので、右足

の動作だけでも踏みつけ、蹴り、挟みと三回は

飛ばしの技がありますので欧米打法は飛距離が

出せるのです。


これらの技を全て組み込んでいる選手はまだ日

本には恐らくいないと思いますので、マキロイ

などの欧米選手を参考にして下さい。