打つ時に恐怖心

 

  失敗経験をせずに上達する練習方法

Question

 

ショットの恐怖症で悩んでいます。

室内練習場には4日、2日は屋外の練習場で、

コースも頻繁に行っているのですが、一打目も

二打目もどちらも怖くて思うようにスイングが

できません。

 

最近は練習をしている時でも恐怖心が拭いきれ

ず、始動すらできなくなる事があります。

何が原因でどう対処したら良いのでしょうか?


Answer

 

軽い緊張から心臓バクバク、そして動けなくな

るほど恐怖心が出るなど人によって様々です。

メンタルだと言われているのですが、練習場で

もその恐怖心が出る場合はこじらしているかと

思います。

 

実は原因は技術や練習方法にあって、違う方法

でスイングをすれば治る事があります。

まず、恐怖心とはプレッシャーが大きくなる上

級者以上に多く、特にプロなどの生活が掛かっ

た人達にはとても多いようです。

 

このような症状の根源はまず失敗経験です。

試行錯誤して色々な打ち方を試しているうちに

帳尻合わせもできなくなってミスショットが多

発する事である種のトラウマになるのです。

 

素振りもせず、打法も知らず、感覚だけで偶然

に当たるのを期待して当たったらそれを覚えて

再現しようとする練習方法だと、とにかく失敗

が成功よりも多くて、それが原因で恐怖心が生

れて始動ができなくなったり、失敗している時

の打ち方が成功体験よりも上回って、いわゆる

下手を固めた状態でそちらが優先的に出て来る

のです。

 

ゴルフは型(カタ)がありますのでその型をま

ず覚え、飛ばしの技をそれに加えていって素振

りで完成させ、安定したらそこに球を置くだけ

でナイスショットです。

 

この打法を分解ドリルで各部位ごとに定着させ

て成功体験だけでスイングを組み立てて行く習

得法があるのですが、これを推奨しているコー

チは日本ではあまり聞きません。

ほとんどは適当に振らせてダメ出しと言う指導

方法です。

 

また、プロ級の方でもズレの修正をせずにただ

打ち込みながら調整を続けているとミスが多発

して同じ事が起こります。

これで滑落してゴルフ自体を辞める選手などが

後を絶ちません。

 

これらのノウハウは 600 年の歴史の中で歴代ス

ーパースター達の集大成として教科書になって

いますので、それらを習得される事をお薦めし

ます。