フォロー側で風切り音!

  効率の良い振り方で最も飛距離が出る

 

Question

 

よくインパクトからフォロー側で音がするよう

にとの説明が多いですが、そのように音を出そ

うとすると個人的に感じるイメージはインパク

トではシャフトは逆しなりせずフェースは開い

た状態になってるような気がします。

 

素振りの遠心力を最大にするべき場所はインパ

クトなのではないのでしょうか?


Answer

 

確かにフォローで短くて高い風切り音がすると

ヘッドスピードが上がっている印象があり、ほ

とんどの方はインパクトを過ぎてから力を入れ

ようとするようですがそうではなく、効率良く

飛ばしの技を入れた振り方をすると勝手にこの

良い音が適正位置でするのです。

 

これはムチ(鞭)の動きで打つ技法がひとつで

先端が遅れて来るために起きる現象です。

実際にムチの先端は音速を超えると言われてい

ますので、体全体をムチにしてしなりを作って

振るフォームを習得する必要があります。

 

しなりは脚、腰、胴体、腕、手首とそれぞれの

間の時間差で作るもので、そのしなやかさを活

かにして出す事が重要なのに、ほんの僅かなシ

ャフトのしなりばかり追求している人が多いの

で飛距離が出ないのです。

 

体の弓を使ってムチ効果を出す振り方をすれば

フォローで音を出そうとしなくても勝手に風切

り音が出ます。

 

次にレイトヒティングによってもインパクト付

近で音がします。

これは踏み込み、引き落とし、そして肩の回転

の順にパワーを入れるため、腕が腰辺りに落ち

て来てからヘッドのリリースと回転が始まって

後半で音が鳴るのです。

これはリリースを遅らせる技法で、ダウンスイ

ングの力を入れる順序です。

 

また、ビジネスゾーンからは左肩の引き上げに

よるブランコ踏み効果、すなわち左手は持ち上

げ、右手はアッパーカットの動作でインパク

に重量を与えます。

この重量で軽いヘッドも硬いシャフトで押し込

みの重量が上がり、球が潰れて反発力を最大限

に利用出来るのです。

 

これらの要因でスイングは途中から風切り音が

すると言う事です。

また、全体的にヘッドスピードを上げる方法は

いくらでもありますので、全ての飛ばしの技を

少しずつ組み込んで、一つの技法だけでマンぶ

りするのではなく少しずつ全身を使ってその効

果を出すようにしましょう。