手首のコックとヒンジ

  フルアンコックでアームシャフト角が一直線

Question

 

スイング中の左腕の角度のうちヒンジの角度を

教えるサイトは沢山有りますが コック側の角

度について書いているサイトがあまり有りませ

ん。


コックはほどいてもアドレス時の角度までかと

思ってますがプロの人達はどのような意識で振

ってるのでしょうか?


Answer

 

言葉の意味を統一しましょう。

英語でヒンジとはドアを開け閉めする時の蝶番

(ちょうつがい)の部品の名前にもなっていて

その形を作る動作をゴルフではヒンジと言いっ

ています。

 

ようするに両開きドアが開いては閉まり、反対

側に開いては閉まりと言う動きがヒンジとアン

ヒンジとしてゴルフでは使われているのです。

 

9 時 3 時のハーフスイングでテイクバックし

た時の 9 時でシャフトが垂直になる状態をヒ

ンジと言い、3 時でまたシャフトが垂直になっ

た形をアンヒンジとします。

 

次にコックと言う言葉ですが、コックには大き

く分けて親指小指側に手首を曲げるコックと、

手の平、甲側に曲げるコックと 2 種類あると

します。

 

テイクバック時のヒンジは親指側のコックで作

りますが、フォローでのアンヒンジは親指側の

コックと甲側に曲げる背屈があります。

 

背屈のアンヒンジは、アーノルドパーマーが引

っ掛けの対処としてフェイスを返さずにフォロ

ーを取る方法としてアームローテーションをあ

まりせずに左手首を背屈にしたと伝えられてい

ます。

 

欧米打法の主流はクラシック時代にはレイトコ

ックでテイクバックの9時の時点ではシャフト

はまだ垂直にはなっておらず、中期になってか

らアーリーコックで垂直が流行りました。

 

そして現在はまたレイトコックの選手が多くな

り、トップでぶつけての跳ね返りによる飛距離

も組み込んでいます。

 

ご質問ですが、インパクトでアンコックした時

にアームシャフト角がどこまで伸びるかと言う

事だと思います。

 

アドレス時のアームシャフト角で打つ打法は古

く、現在はフルアンコックです。

これはアームシャフト角が直線になるまで伸ば

して打つ方法で、これもグリップによって角度

が変わります。

 

グリップとはパームグリップか、フィンガーグ

リップかの違いでジェイソンデイのようにパー

ムグリップだとインパクトで左腕とシャフトが

一直線になりますが、タイガーやマキロイの場

合はフィンガーなので 175 度程度になります。

ただ、どちらもフルアンコックしていますので

ハンドアップで打っています。