家でする練習とは

分割ドリルで基礎練習

Question

 

家(室内)ではどのような練習が出来るのでし

ょうか?

内容、回数、時間等々、お願いします。

詳しく知りたいです。

 

Answer

 

動作が定着するまでは毎日でも朝昼晩鏡の前で

基礎練習とドリルをします。

目指す打法の基本動作は自分の姿を見ながら軸

ブレがないか、スエーがないか、教科書通りに

動いているかなど、基本的な動作確認をしなが

ら行います。

 

これは初心者だけではなく、上級者でも同じで

定期的に確認しないと、ある日突然とんでもな

い振り方になっている事があります。

 

まず、最初の確認は第七頸椎の固定です。

背骨軸の打法では首の裏側の出っ張った骨を動

かさないと言うのが基本です。

 

鏡の中では喉の裏側になり、トップではほぼ首

の裏側が見えますので、第七頸椎がアドレス時

と同じ位置にある事を確認します。

 

そして、バンプの動作が次です。

その軸の位置をずらさずにヨジリの動作をして

から腰を左の壁までスライドさせます。

これがバンブの動作で頭は右、腰は左と言う弓

の形を作ります。

腰は左と言っても重心は左後ろでお尻の突き出

しをした直後に右足でプッシュして体を左に移

動さながら腰引きです。

 

これ自体は体重移動になるのですが、その時に

前屈をしてお腹を凹ませるように引いて体を丸

くしながらバンプをしますので、フルショット

は腹筋を使いながら猫背の形で胴体を弓状にし

ます。(飛球線後方から見ても前打席から見て

も弓状になる)

 

そして、次はインパクトの形です。

右サイドベンドで右肩が下がり、右肘がおヘソ

があった位置まで内側に入ります。

 

左サイドは左手から腰まで伸ばして逆 C の形に

する事で張りが出来ますので、トップからこの

張りを緩めずにインパクトです。

 

バンプのヒップスライドのスピードを変えると

張りの強さが変わって飛距離が変わります。

そして、難易度の高い逆捻転の練習もします。

 

切り返しで左肩を右下にしながらトップの形を

深くし、ヒップスライドを同時に行うと張り合

いが強くなりますのでトップでぶつけるか、あ

るいは一度止めてからその張りを作るか、どち

らも保存して引き出しにします。

これがパワーシフトで使う逆捻転です。

 

また、インパクトの弓の曲線は大きいほど捉ま

りが良く飛距離が出ますので、ドリルとしては

全てを大げさにする事で体がその形を記憶しや

すくなります。

 

家の中では動線に鏡を置き、トイレに行く途中

でそのドリルを行い、戻ってきたら再度行うと

言うように、できるだけ数をこなす事です。

 

この動作が出来ていないのにいくら球を打って

も無駄球同然です。

下手を固めるなら球を打っても良いのですが、

理想を追求されるならまずボディーターンやレ

ッグアクション、ヒップアクション、ニーアク

ションができるようになってから素振りで固め

て、それから球打ちです。

 

これらの動作で苦手な部分は 1 万回行って、そ

の動きが練習場で素振りをする時に組み込める

かどうかを確認し、球打ちも同じ動作が出来て

いるかどうかを確認します。

出来ていない間は家でただひたすら鏡を見なが

ら胴体や脚腰の動作訓練です。

 

この他にイメトレも効果がありますので、いつ

でもどこでも練習は出来ます。

フォームが完全に固まるようになるまでは家練

は非常に効果的ですので絶対お薦めです。