Question
切り返した後、どうやって振り下ろすのが正しいのか良く
分かりません。
効率の良い打ち方とか飛距離の出る動作などがあるようで
すが、自分の動きにイマイチ納得していません。
何か基本動作があると聞いたのですが、どんな打法にも共
通したような重要な動作基準があるそうですが、どのよう
な物なのでしょうか。
Answer
スイングで一番大切なのはインパクトですが、そこに正し
い軌道やパワーで持って行くには切り返し後のダウンスイ
ングが重要です。
テイクバックの基本動作、切り返しの基本動作、そしてフ
ォローからフィニッシュの基本動作は別として、今日はダ
ウンスイングのお話をしましょう。
切り返し後の動作は基本的に腰始動とか下半身始動と言わ
れているように、まずはヨジリによって両膝の旋回から始
まり、腰と一緒に捻転戻しをした後右足の母指球で踏みつ
けながら右膝を内側に入れて腰を左にスライドさせます。
これが最初の動作のバンプです。
左の足の外側の土踏まずから垂直に立てた線を左の壁と定
義し、そこまで左腰が到達して頭を残すと体は弓になり、
張りができてぶつかる感覚があります。
バンプとはぶつけると言う意味で、実際に壁はないのです
が、ぶつかったような張りがあり、それがきっかけで手が
引っ張られてきます。
そしてそのタイミングでクラブの引き落としが始まり、８
時ほどで左の腰を引いたり、腰自体を回転させたり、また
その勢いを付けるために左膝を伸ばしたり、あるいは左足
で地面を前打席方向に蹴ります。
これがダンプです。
ダンプとは捨てる事を意味しますが、トップから球を目掛
けてぶつけるように引き落としをしながら腰の急激な開き
によってパワーが入ります。
そしてインパクト直前に右脚を伸ばしたり、突っ張ったり、
あるいは蹴って右腰を前に出し、右手で目標方向に押し込
みをします。
その時に肩自体を回転させる事で初めて回転と言う動作に
パワーを入れます。
ほとんどの方は最初から回転させて打つものだと勘違いし
て手打ちになるのですが、この順序で打つと一番最後にな
るために、ゆったりとした体の弓やムチを使って打つ事が
可能となります。
ウッドがまともに打てない方はこの体を弓にして、それぞ
れの部位に時間差を作る事で軌道が目標方向に移動しダフ
らなくなります。
また、手は引き落としだけに使い、横の回転は全て体や脚
腰だけで作る事で全身の筋肉が使えて飛距離が出ますので、
飛距離を伸ばしたい方もこの基本動作を組み込むと良いで
しょう。
動画による解説
https://www.youtube.com/watch?v=Y57g2uw3IXU
