無駄な練習とは?

いくらやっても球は当たらない

 

Question

 

やたらと練習場で毎日打ち続けているのですが

何年経っても上手くなりません。

トラック一杯打てば誰でも上手になるとか言わ

れるのですが、無駄な練習ってあるんでしょう

か?


Answer

 

練習には色々な内容があります。

まずは毎朝の立ち上げ練習、出来ない動作がで

きるようにする練習、そしてそれを定着させる

定着練習、また、忘れたりズレたりした時に基

に戻す練習などがあります。

 

ところが当たらない時に模索したり、どうやっ

たら当たるのか、動画で見た事を試したり、試

行錯誤して打法を開発したりする練習はデメリ

ットの方が多いいようです。

 

600 年からの歴史の中でスーパースター達の有

能な知恵によって何代もそのエッセンスが受け

継がれてきている打ち方が主流の打法として大

成功しているのですから、今さら経験も知識も

ない素人が一代で新しい打法を開発するのはと

ても無理な話です。

 

これは中国の古武道を見て、我流で練習して新

しい流派を開発するようなもので、それで道場

破りに行って恥をかくようなものです。

 

もちろん、カッコだけで動画を撮るために決め

た動作で芝居をするなら良いのですが、実際に

対戦したらボコボコにされます。

 

武道や体操競技などは見てその難しさが判るの

で誰もそんな挑戦はしませんが、ことゴルフと

なるといとも簡単に我流で出来ると思い込んで

いる人大勢います。

 

また、白熱灯を発明する方法で 1 万のエレメン

トを試したと言う成功談を基に同じ事をしよう

とする人がいますが大きな間違いです。

 

ゴルフはどんな打法でも再現性さえ上がればス

コアは確かに良くなります。

幼少期から遊びの中で感覚と経験でどうすると

どうなるかを覚えた人達の中からプロになって

はいますが、かなりの遠回りをして無駄な時間

を費やしてしまう事で飛距離は出ない、引き出

しがない事で試合にすら出られないプロ資格保

持者が日本には 2000人ほど居るんだそうです。

ましてアメリカツアーで通用しているのはたっ

たの一人です。

 

同じようにアマチュアでも空回りしたり迷路に

入ったり、どこに向かって行けば良いか分から

なくなったり、ズレまくって修正ができずにス

ランプになる人が非常に多く、それが当たり前

だと思っている人達も大勢います。

 

最初は再現性ですが、上位に行くには飛距離と

縦距離の出し方です。

超初心者でも真面目に無駄なく練習する若者で

したら、4 - 5 年で 60 台は出せるはずです。

 

いかに無駄な練習をされているかお分かりかと

思います。