スイングは力じゃない!?

体を弓にしてムチの原理で飛ばす

Question

 

色々な打ち方があるかと思うのですが、どの打

ち方が正解なのでしょうか?

良く言われているのは力で打つのではない、と

か手の力で打つのではない、などがあるのです

が、では何で打つのでしょうか?

 

Answer

 

一言で言うと全身で打ちます。

やり投げで手しか使わない人はいません。

助走して体をのけぞり、体全体で投げるのは見

てわかるのですが、ゴルフはそれが見えないだ

けなのです。

 

それでほとんどの方は体の使い方が分からず、

やり投げで言うと座ったまま手だけで投げてい

るようなものです。

筋力や張りは外から見えません。

筋肉の動きによって動作が生まれ、動作によっ

て形ができますが、ほとんどの方は形だけ見て

真似をするので出来ないのです。

 

その動力の根源を知らないために感覚と経験だ

けでそれらしき事をしているに過ぎません。

 

腕の力は全体のほんの 1 割から 2 割程度で、あ

とは胴体や下半身にほとんどの筋肉があります

ので、それらを使わないで打っていても飛ばす

事はできないのです。

 

体の動きはボディーターンと言って、腰や胴体

をどう使うのか、またレッグアクションとして

両脚の使い方やヒップターン、ニーアクション

など、様々な動作を一つずつ覚える必要がある

のですが、感覚派のアバウトなゴルファーは、

形だけなんとなく真似てそれらしき事をやり、

それを教えています。

 

打法の違いとは軌道や形だけではなく、どの筋

肉をいつ使うかによってそれができるのか、な

どの動作自体が違い、見えない張りやパワーで

飛距離を操作するのです。

 

そして、飛距離が要らないショットはできるだ

け少ない部位で打ち、飛ばすドライバーショッ

トは全身の筋肉を使うという事でそれぞれの飛

距離に対して一番ミスの少ない打法の引き出し

が必要なのです。

 

インパクトで力を入れるだけの打ち方は飛ばす

時にはマンブリとなります。

ところが体全体で弓を作り、その弓のバネと体

全体をムチとしてしならせて出すパワーは驚く

ほどゆったりとしていてとんでもなく強く、し

かも手にはほとんど力が入っていません。

 

この張りの違いで 9 番アイアンでも 30 Y 変わ

りますので、振り回さずに飛ばして曲がらない

打ち方が出来るようになります。

 

これがスイングは力ではないという意味なのか

と思います。