当たらない日がある

なぜ当たるかが分からないからなぜ当たらないかが分らない


Question


例えば、打ちっぱなしで練習したところ、ある方

法を試し上手く打てたとして、日をおいて次に練

習した時、同じスイングをしてるつもりなのにシ

ャンクとチーピンばかりになったりします。

そんな時はどうしたら良いのでしょうか?

 

Answer

 

結果から言うと同じ事をしていないのです。

しかし、本人にはその違いが判らないので積りス

イングをしていると言う事です。

 

まず、スイングは特に初心者にはどうやって振っ

ていたのか分からず、体の感覚として覚えるので

すが、一晩寝ると忘れてしまいます。

 

一晩なら良い方だと言う方もおられると思います

が朝のレンジでの立ち上げでは絶好調だったのに

スタートホールに行った途端にボロボロと言う事

もあるかと思います。

 

これはまずなぜ当たっているか分っていない事で

当たらなくなった時になぜ当たらないのかが分か

らないのです。

 

どうすれば当たるのかをまず知る事ですが、ほと

んどの方は我流で偶然に当たるのを待って、当た

ったらそれを覚えようとしてます。

ところが、帳尻が合えばどんなスイングでも当た

るので、毎回帳尻の合うところをなんとなく思い

出して当てていると、色々なスイングの日替わり

となっていつまで経っても定着しません。

 

また、簡単に忘れたり、ズレても気が付かず、ボ

ロボロになるまで適当に振っているのです。

50 年たっても上手くならないと言うご質問にもあ

りましたが、一つの事を定着させない限りは安定

しません。

 

では、どうやって再現性を上げ、精度を上げ、そ

して持続性を上げるのでしょうか?

良く考えてください。

 

スイングは手探りで偶然にあたった振り方を固め

るのではなく、600 年もの歴史の中で積み上げら

れて来た先人の知恵を学んで覚えるもので、武道

と同じように形(フォーム)を覚える事です。

 

この形(かた)はすでに出来上がった打法で、そ

の通りにすれば効率の良い飛距離がでて曲がらな

い球が打てる方法ですので、考えるまでもなくそ

れを定着させればナイスショットが出るのです。

 

スイングは必ず忘れたりズレたりするものです。

これは初心者に限らず、20 年の歴があったも同

じで常に忘れたりズレたりするのです。

 

最初から分かっているのですから、忘れても形の

おさらいをすれば戻す事ができ、ズレてもどこが

ずれたのかすぐに分かって修正ができるのです。

 

こんな簡単な方法があるのに、自己流で下手を固

めて自分は誰にも習わずに上手くなったと自慢し

たい人間が実に多い事に驚きです。

 

空手の道場に我流で乗り込んがらボコボコにされ

るだけなのに、ゴルフは偉いと思い込んでいる人

がいるのはとても残念な事です。

 

難しいゴルフをさらに無駄にもっと難しくしてど

うするのでしょうか?