逆の指導はどう判断する?

コ―チのレベルが判るだけの目を養う

Question

 

先日、無料レッスンにいきました。

何個か体験した方がいいってことで、最初の先

生にはもう少し腰を落とした方がいいと言われ

数日後別の体験に言ったら落としすぎと言われ

てしまいました。


こういう場合どっちのを信じるのがいいのでし

ょうか?

ぎゃくに混乱してます。


Answer

 

仰る通り、そのようなお話は良く聞きます。

これは教える側に問題がありそうです。

無料レッスンはその場でナイスショットが出る

ようにして、その先生が素晴らしいと思わせる

事が目的です。

 

そのためにはワンポイントでその人の当たりが

良くなる事を言えば良いのですが、それが出来

ない人がいます。

 

また、当たりが良くなる方法はいくつもあるの

ですが、基礎から治すとその場では当たらない

ので、応急処置ですぐにナイスショットが出る

方法や、対処療法で原因を治すのではなくいわ

ゆる帳尻を合わせる事でいかにも正しい動きを

教えてもらったと言う印象を付ける事が大切な

のです。

 

集客で体験レッスンをしているのですから、諸

悪の根源を治すための大改造などはとても出来

る分けがないので、一時的な応急処置としては

逆の事をさせる事もありうるのです。

 

ただ、そこまで分かる先生なら良いのですが、

分からずに自分のスイングと比較して、どこで

も構わず修正を入れるだけの人もいますので逆

にボロボロになる事があります。

 

練習場で良くワンポイントレッスンと称して

20 分、2000 円などで教えているのですが、

某団体のライセンスを持ったプロが教えている

場面に遭遇した事が何度もありました。

 

まず、そこでナイスショットがでた生徒さんは

一人も見ないどころか逆にもっと悪くなるだけ

と言うのが当たり前でした。

 

時間がくるとすぐに引き上げるので、これは詐

欺だなと良く思っていました。

私に言わせればせめて帳尻合わせでも良いから

一発でもいい球が出る方法を教えて上げればい

いのにと思うのですが、それすら出来ないのだ

と思います。

 

そのプロがいなくなった後、生徒さんはヤケを

起こしてクラブを叩きつけて折っていた事もあ

りました。

 

誰から何を習うかで将来が決まります。

コ―チを選ぶにはそれなりの目を養う事で、あ

る程度の基礎が必要です。

 

そこから学ぶ原理を軸に、指導内容を判断する

事ができますので、正しいスイング理論を勉強

する事をお薦めします。