力を加減して振れ?!

16 気筒エンジンの 8 気筒を使うのがハーフショット


Question

 

よくスウイングに力加減をという人が多いんで

すが、その力加減とは何ぞや?です。

 

6 割の力加減で打つ事はそれはそれで良しとし

てもスウイング全体は「フルスウイング」をし

なければ、打って終わりでは6割には絶対にな

らない。


プロのスウイングは最後までしっかり振ります

しフィニッシュもきちんととっています。

これを理解することが上達のコツですか?


Answer

 

これは番手間の縦距離を打ち分ける時に大変重

要なポイントで、これを理解するとその意味が

良く分かると思います。

 

この何割と言うのはヘッドの軌道が例えば 2m

あったとしたらその 6 割は 1.2 m になると言う

事でもなければ、10 の力がフルショットで 10

分の 6 の力と言う意味でもありません。

 

スイング打法としてチップショット、ピッチシ

ョット、コントロールショット、スリクォータ

ーショット、フルショット、マックスショット

など、呼び名は色々とあります。

 

また、コントロールショットもショート、ミデ

ィアム、ロングと人によって数種類あります。

 

これらは飛距離に応じて振り方が違うので、要

するに違う打法で別物だと言う事です。

 

一番飛距離を必要としないチップショットは手

も腕も体も足も一切使わずに肩の動きだけであ

とは固めて打ちます。

これは使う部位が少ないほど誤差が少なくなる

と言うコンセプトで飛距離が必要ないので肩だ

けで良いのです。

 

次に飛距離を必要とする場合はそれに手首のワ

ッグルを入れるピッチショットになります。

これで肩と手首の二か所を使った打法になりま

すので、その分だけ飛距離が出ます。

 

そして、その次はコントロールショットですが

その動作にまた何かを入れて同じスピードで同

じ力で同じ振り幅で打っても、使う部位が増え

る事で飛距離が伸びます。

 

一般的にはこれをハーフショットと呼んだリし

ますが、これはその人によってどの部位を足す

かなどは違っています。

 

したがって、スリークオーターショットは 4 分

の 3 と言う意味なのでハーフショットとフルシ

ョットの間の数だけ使う事になります。

 

皆さん良く速度や力加減でハーフとかフルとか

使ってられますが、スピードや力はその時によ

って変わりますので安定しません。

 

試合中、ほぼ同じ力やスピードで振りながら飛

距離を変えるには使う部位の数を変えるのが一

番安定する方法です。

 

したがって、グランドスラマー級の選手はコン

トロールショットとフルショットだけで 5 種類

ほどの違う打法で打っており、高さと曲げ球で

その間を埋めて番手間を出しています。

 

力を落として振ると緩んだり、力を入れると引

っ掛けたりしますので、力加減で飛距離を変え

ると縦距離がなかなか合いません。

 

また、ヘッドスピードを上げるのは硬いグリー

ンで球が止まらない場合などだけで、スピン量

が違う打法を持っているとグリーンの硬さに対

しても対応ができます。

 

フルショット一種類でゴルフをされておられる

方が多いのですが、オーバーする番手で打つ時

には「力を加減して振れ」と指導する先生がお

られますが、初心者ならそれで良いのですが、

上級を目指す段階になったらショットの引き出

しを増やして、力を変えずに打法や高さや曲げ

球で番手間距離を出すようにしましょう。