癖を治すための練習の基本

PWで水平まで上げるとDRはスライスする

 

Question

 

あまり振り上げないように、窮屈を感じるくら

いに振ってますが、自分のスイング動画を確認

すると、ウェッジでもシャフトが水平になるく

らい振ってます。


自分では時計で例えると8時位で切り返してま

すが、何がいけないのでしょうか?

 

Answer

 

オーバースイングは基本動作通りに動いていな

い事が原因で、最初にフォームを叩きこんでそ

の感覚を上書きする必要があります。


まずトップでは手首を掌屈する事が基本で、上

げる途中にすでに掌屈にすると忘れ難くなるか

と思います。

 

次にテイクバックの 9 時までは右肘を曲げずに

アドレス時と同じ角度のまま肩を回します。

これで PW は 9 時半くらいがトップなので、ほ

とんど右肘は曲げません。

 

まずはこの二つをドリルとして鏡を見ながら反

復する事が大切で、定着するまで行います。

基本は出来ていない部分の反復です。

 

そしてこれができたら番手に応じて少しずつ肘

を曲げ、ドライバ―で 90 度程度曲げてシャフ

トが水平になるまで深めます。

 

このトップでのシャフトの角度は前打席から見

て PW が水平に対して 60 度で、ドライバ―で

水平( 0 度)です。

肩はどの番手も同じように 90 度回す事で、体

の形は前傾が違うだけでほぼ同じになります。

 

また、これでもオーバーになる場合は腰を止め

て捻じり上げます。

かなりキツイのですがそれが張りとなってミー

ト率が上がり、飛距離も出ます。

 

この三つができれば逆にトップが浅くなって、

中高年の方でしたら逆に浅すぎてしまうと思い

ます。

 

出来ない動きの習得や悪い癖を治すには打ちな

がらは治りません。

動作を打ちながら入れようとする人が多いので

すが、体が覚えていないのに突然入れるのは無

理です。

 

また、変な癖は定着しているので、全く違うフ

ォルダーを作る作業から始めないといつまで経

っても治りません。

 

鏡を見ながらのドリルで修正し、そのトップの

形を体に記憶させる事がまず一番大事です。

それができたら素振りでしっかりと振れるよう

にして、何日も継続してこれを練習してから球

打ちです。

 

いきなり球を打つから治らないので、ちゃんと

練習の基本を身に付ける事が大切です。