トップが高いオヤジスイング

誰でもいつかは老化する


Question

おっさん、じいさんに多い、トップの高い、スイングの

人を多く見ますが、あれは誰の影響でしょうか?

前傾角が浅く、腕を上下に動かす割合が多いほど足や体

の回転を使わず、腕だけで打つ手打ちスイングになると

思います。

年齢的に柔軟性がなく体が回らないので仕方なく腕を上
下に振ってスイングしているのでしょうか。


Answer

私も若い頃にはオヤジスイングを変だと思っていたので

すが自分がいざオヤジになったら体の痛みで出来ない恰

好がある事が分かりました。

 

ただ、前傾せずに棒立ちのまま打つのは欧米で 190 cm 
ほどの人達用に作られた長いクラブを振っている事が原

因で、しかも中期の打法はトップの位置が高く、落下力

を使って打つ打法がその昔流行していました。

 

仰る通りに体の回転よりも縦の落下力だけで手打ちにな

るのは物理的に必然ですが、人間は縦に振る薪割りとか

杭打ちの方が横に振るよりも10倍は力が入ります。

 

その昔はこのようなスイングをする方が非常に多く、最

初から手打ちなのと、高齢になると体を捻じる事自体が

苦痛になって腰などを傷めると2週間ほど練習が出来な

くなり、それを無理すると3か月ほどクラブが持てなく

なると言う障害がオヤジスイングの原因です。

 

恐らくほとんどの高齢者はその痛みを経験しており、力

を入れるとバきっと負傷してしまう事を恐れて若い時の

ように振れなくなってしまうのです。

 

だったら、どうせ体の使い方も知らず、使っても傷める

ので体を使わない手振りの方が良いと言う説もまたあり

なのだと思います。

 

ジャックニクラウスやアーノルドパーマーの晩年のスイ

ングを見ると実に哀れで残念です。

その昔のスーパースター選手達でもこんなになるんだ~

と若い時の全盛期を知っている人は悲しくなると思うの

ですが、加齢は誰にでもいつかは来るのですから、それ

を受け入れて自分もそうなるのだから今の内に楽しんで

おこうとか、怪我をしないように注意して健康生活をす

るなどの配慮が欲しいところです。

 

とにかく可動域がどんどん狭くなります。
そして、体の使っている所は全て痛くなります。

回復力が数十倍遅くなり、最後には回復しなくなります。
その痛みを抱えながら、騙し騙しゴルフを楽しんでいる

のですからどんなスイングでも良いと私は思います。

 

ゴルフは楽しむものです。
みなさん仲良くゴルフを楽しみましょう!