右肩が下がってダフる

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肩の上下運動で右肩は下っても左肩が上がるのでダフらない


Question

インサイドアウトに振るとき、インパクトの際、右肩が

下がってしまいます。

 

レッスン中にコーチにその事を質問したら、「気にしな

くていいよ、そんな教科書通りに物事考えちゃいけない」
と要は気にするなという意見でしたが、本当に気にしな
くて大丈夫でしょうか?

 

いい球筋だったし、右肩下がっても「気にするな」とコ
ーチも言ってくれてるんですが、どうもダフリが多くて
受講してるのに右肩下げると言うのが不思議なので質問

しました。


Answer

右肩が下がって何が悪いのでしょうか?
気にしなくて良いのではなく、下げる事でヘッドが浮か

ないように意図的にするのです。

 

そもそも肩は上下するのが最新の打法です。
最新と言っても 30 年前のタイガーウッズからなのです

が、それが未だに日本に上陸していないと言う事です。

 

肩の動きは回転、側傾、そして上下の動きの 3 つが入っ

ており、トップでは左肩が最下点になり、フォローでは

右肩が最下点になります。

 

まず、直立して両肩を上下して下さい。
上げて降ろす、上げて降ろす、と言うラジオ体操のよう

な動作です。

そして今度は右肩を上げて、降ろす時に左肩を上げます。

これが肩の上下運動でダフらなくなるのです。

この動作と同時に今度は回転をして 90 度回し、戻して

逆に 90 度回します。

これで体の中心が軸になって回転する事になりますので
これを背骨軸にするにはテイクバックで上半身だけ右に
傾きを入れます。
これが側傾ですが、テイクバック中にさらに傾けます。

 

これによって第七頸椎は動かずに肩が 90 度回ります。
その状態から切り返しで左肩をその位置から動かさずに
右肩をその下に詰め込むような圧縮を行いながらバンプ
の動作を行います。

 

その時に右肩は下がりながら体は弓になって下半身は左、

頭はその位置で体のバネを使う準備をします。

そしてインパクトではすでに右肩が下がり、フォローの

9 時では最下点になり、右肘がお臍があった位置から伸

ばす事で最大に押し込みが出来るのです。

 

したがって、右肩を下げながら右脇を締めて肘を内側に
できるだけ入れる事によって押し込みの幅が大きくなり
それが飛距離に繋がります。

 

また、左肩がインパクト前に吊り上げられてショルダー

プレインがヘッドプレインに近い縦軌道になる事で超高

速で振ってもヘッドが浮かなくなります。

 

左肩を吊り上げると言う事は右肩が下がり、肩の上下運

動が入っている事で、軸を上下させずに上下運動を入れ

て飛距離を伸ばす事が可能になるのです。