モダンスイング 21

欧米打法の伝承

右肩が下がるので治したい

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アンダースローの形にするのが現在の欧米打法


Question
私は、テークバックは真っすぐに引くのを意識しています

が、ダウンスイングは、悪い時はいつも右肩が下がり、フ

ェースは開きスライスします。

それを意識して真っすぐ引いて、真っすぐ降ろすことを意

識していますが、そうするとアウトサイドインになって、

引っ掛けが出ます。

どうすれば直るか悩んでいます。よろしくお願いします。


Answer
右肩が下がるのがなぜいけないのでしょうか?
トップでは左肩が最下点、そして、インパクト後は今度は

右肩が最下点まで下がって肩は回転します。

 

恐らく中期時代の打法で言う、軸に直角に肩を回せ、と言

う方法が正しいと思われているのだと思います。

その時代は30年も前に終わっています。


タイガーウッズが出現してからは、肩はできるだけ縦回転

にしろと言う指導に変わりました。

これは三軌道一面化と言う進化形打法で、ショルダープレ

インの延長上に手やヘッドが乗るような形によって、高速

になっても正確に打てるようになったのです。

 

昔のチャーシューメンでしたらどんな打ち方をしても、ヘ

ッドが浮かないようにアドレスに戻して打てるのですが、

高速打法ではアームシャフト角をわざと伸ばして180度

に近くにしてハンドアップで打ち、無理やりアドレスの再

現をしません。

 

肩の軌道上を手が走ろうとし、手の軌道上にヘッドが走ろ

うとする自然の現象をそのまま利用し、3軌道が一平面化

しようとする働きを取り入れているのが現在世界の主流の

タイガー打法なのです。

 

したがって、30年前から欧米選手はトップでは左肩を思

い切り下げ、インパクト後の3時では左肩を思い切り上げ

る事で、このショルダープレインをヘッドの軌道と同じ平

面にしたのです。

 

これによって速く振ってもヘッドが浮かないどころか、逆

に軌道修正されてミート率を上げる事も可能なのです。

 

フェイスが開いてスライスになると言う事ですが、これは

バランスの問題で、体が右肩を下げる事で弓になるため、

左腕が同時に内旋してフェイスが開くのであって、右肩を

下げるからではないのです。

体をいくら弓にしようと、肩の開きを抑えたり、腕を内旋

を抑えたり、リストローテーションを入れたり球の位置な

どでフェイスが開かないように調整すれば良い事です。

 

原理原則から言えば、高速に振らなくても本来はこの三軌

道を一つの平面上にする事で移動のブレが減り効率が上が

ります。
ゆっくりと振っても、速く振っても安定したスイングがで

きますので、世界はジャックニクラウス打法はとっくに終

わっているのに日本はそこから枝分かれしたガラ系などで

大混乱しています。

 

切り返しで右肩が上からかぶるようなスイングではアウト

イン軌道になって引っ掛けるかオヤジフェイドになるだけ

ですので、そのまま右肩は変えずにフェイスが開かないよ

うに調整するのがベストだと思います。