シャンクの原因を教えて下さい

シャフトの根元にボールが当たるのがシャンク

 

Question

アイアンがシャンクすると、ユーティリティもウッドも

ドライバーも全部ヒールに当たってしまいます。
しかも連続で。

これって何が原因でしょうか?


Answer

原因はヘッドが浮いて外回りしている事です。
なぜそうなるかは軌道がフラットになるからです。

なぜフラットになるかは色々な原因があります。


まず、前傾角度が起きている事がありますのでしっかり
とその番手に合った深さにする事ですが、全部がヒール
に当たると言う事は全ての番手で棒立ちになっている可

能性があります。

 

日によって、またスタンスの幅などによって目と球との

距離はどんぶり勘定で適当に取っている事があり、前傾

角度や球までの距離などがズレる事も考えられます。

 

そして次に考えられるのは切り返しの時に左肩が開いて
力を入れると軌道がフラットになります。
右手主導で打っている方はプッシュする事がありますの

で要注意です。

 

そして、次は強振した時にヘッドが浮く事がありますが、

これは根本から改造しないと治りません。
なぜかと言うと、ヘッドの軌道は地面に対して斜めで垂

直に対して PW で例えば 20 度程度だったとします。

そして肩の軌道は 60 度ほどになっているためにかなりフ

ラット軌道なのです。

 

そこで強振するとヘッドは遠心力でその肩の軌道上に乗

ろうとするために浮くのです。

これを防ぐには肩の上下運動を入れて、できるだけ縦軌

道にする必要があります。

 

タイガー以来は高速、超高速打法が世界の主流ですが、

それらは全てこの肩の軌道が縦になっているのです。

 

これは昨日のブログでご説明いたしましたサイドベンド

と言う動作を入れて肩、手、ヘッドの三軌道を一面化し

て、その軌道上に球があると言うフォームを作ります。

 

これは、終始一面になる必要はなく、左の肩がトップで

最下点となり、それをA点とします。
そしてインパクト時には左の肩は吊り上げられて高い位

置に移動しその点をB点とします。

このAとBを結んだ直線の延長上に球があれば、ヘッド

は浮く事なく高速になるほど軌道修正されて真芯に当た

ると言うのがこの理論です。

 

 

また、原因が特定できない場合などは応急処置としては

肩をしっかりと回す、後ろ打ちを入れる、トップで左肩

を下げる、力まない、左肩で思い切り引っ張らないなど

でもシャンクは止まると思います。