モダンスイング 21

欧米打法の伝承

マキロイの捻転差の作り方

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腰を止めてワインディング

Question

スローでスイングの確認をすると股関節と肩とがほとんど

同じくらいにまわっています。
マキロイのように下半身との捻転差によるタメがうまくつ

くれないのですが、いいレッスン方法はありますか?


Answer

マチュアの方でも捻転差が見て判るんですね。
日本での指導は昔の打法のように腰を思い切り回せという

のが主流で、ほとんど腰を止めると言う発想がないのです

が、中には腰を止めてバックスイングをするのは古いとか

まで言う人が出て来ています。

 

この腰を止めてテイクバックをする技法はタイガー打法の

技術の一つで、肩と腰の捻転差を大きくして張りで打つ事

によってミート率が上がり、パワーが出て方向性が良くな

る打ち方です。

 

腰を思い切り回して打てと言うのはクラシック時代の話で、
その古い打法の流れが未だに日本には残っており、マキロ

イなどの世界のトップ選手の打法が日本には上陸していな

いのです。

 

それは日本人選手やレッスンプロ達は昔の打法を習って、
それから進化したタイガー打法を教えられていない事から

ガラ系に走って世界に 30 年も遅れを取っています。

 

肩は背骨に対して直角に回せ、腰はバックスイングでは思

い切り回せ、インパクトはアドレスの再現などと言う古い
指導が未だに定説として残っています。

 

打法は進化し、30 年前にタイガーウッズが革命を起こして

世界のレベルが格段に上がったのですが、日本は世界の定

番や常識が通用しないのです。

 

腰を止めてのバックスイングはワインディングといいます。
これはゼンマイを(巻きあげる)という動詞で、コルキン

グ(捻じり上げる)ともいいます。

 

この動作は上半身と下半身を分離し、下半身は何もせずに
上半身だけ捻じり上げて行くのです。
ちょうどパターを打つ時のように分離すると、腰は止まっ

たままになり、途中から肩に引っ張られて 20 度くらい回

転する程度です。

 

タイガーウッズは最初に肩と腰を 20 度ほど回し、腰はそ

こで止めて上半身だけ捻転を続けます。
これがタイガー打法ですが、その後一部ではさらに進化し

て腰は全く動かさず、始動で体重移動や膝抜きをせずに、

実に大人しく静かに上半身だけでパティングをするように

始動する打法が特に欧米の女子に流行り出しています。

 

このテイクバックは静かでゆっくりと上げる事でブレが少

なく慎重に軌道を外さずに上げる事ができるため、私個人

としてはタイガー打法の始動を超えたと考えています。

 

ブレやズレの無い動作が理想だとする価値観で打法が組み
建てられることでより効率が良く、再現性も早く上がり、

見た目も美しく、ズレが少なくなるのです。

 

下半身と上半身の捻転差が張りとなってエネルギーをタメ

る動作となり、体のバネを使う事で力は必要ですがこれが

アスリートゴルフと言われるスポーツとしての技術です。

 

ただ、体の硬い方は腰が回っても張りが強ければそれで同

じ効果を出す事ができますので、捻転差より張りの強さが

大切です。