Question
バックスイング時に右へスエーするのを我慢する方法は左ひざを曲
げる事ですか?
そうすると体重が左に来ちゃいませんか?
Answer
まずスエーの定義を統一しましょう。
スエーには左右どちらもあるのですが、バックスイング時には右に
スエーし、ダウンスイングでは左にスエーしがちです。
そして、テイクバックでは腰が右に少しでも移動する事、そしてダ
ウンスイングでは左の壁から腰が出る事とされています。
ご質問は前者の右へのスエーと言う事でお話をしましょう。
原因は体を固めたまま重心を右に移動しようとするからで、それを
止めるために、さらに左膝を曲げてみたり、右足で踏ん張ったり、
余計な動きを入れて止めていると言う事です。
テイクバックは背骨を軸とした肩の回転、そして両肩の上下、さら
に背骨軸の場合は側傾が入ります。
この側傾とは5cm程度右に上半身だけ移動中に作る側傾です。
この動作を入れる事で第七頸椎が固定されて動かなくなります。
パターを打つ時には下半身と上半身は分離して、上半身だけで回転
させるのですが、これが分離している状態で、このように腰と上半
身を分離して腰から上だけを側傾させるとスエーせずリバースピボ
ットにもならないテイクバックとなります。
このようにゴルフの動作はどこの筋肉を使うかでシンプルに動く事
ができ、違う筋肉を使う事で動作を制御しようとしたり、ブレを止
めようと余計な力を使い、軸ブレなどでミート率を落としてしまい
ます。
できる限り余計な動きを削ぎ取って、効率の良いスイングをされる
事をお薦めします。