モダンスイング 21

欧米打法の伝承

捻転差で飛距離が伸びる

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腰を止めて肩を回すと捻転差が生まれる

Question

ヘッドスピードは捻転差が大きいほど速くなりますか?
腰45度+肩90度より
腰30度+肩90度の方が速くなりますか?
ミート率はどうでしょうか?

 

Answer

大変素晴らしいご質問です。
日本人のほとんどがそれに気が付いていません。
プロ選手達も含めてです。

 

腰の回転はトップで思い切り回していた時代があります。
ベンホーガンの時代です。
テイクバックで左の踵を上げ、左膝を内側に出して切り返

しで戻して踵を踏みつけてダウンスイングをしていました。

 

中期のジャックニクラウスの時代には踵は上げるのですが
左膝を内側ではなく前に出す形にしました。
これによって腰が以前ほど回らなくなったのです。

 

そして、80年代ではフレッドカプルスやデイビスラブな

どがベタ足と言って左の足の踵を上げなくなったのです。
これでさらに腰が止まり、捻転差が大きくなりました。

 

その流れでタイガーウッズは同じようにベタ足で腰を15
から20度程度にしかまわさずにテイクバックして、張り

を最大にして打つ打法にしています。

 

30年経ってやっと日本で腰を止めて打つのが世界の主流
だと言う事に気が付き始めたようで、石川遼選手が最近浅

いトップに改造したのですが、良く見ると腰を止めてワイ

ンディング(捻じり上げ)をしています。

 

これでミート率が上がり、張りとダウンスイングの筋力の
両方でダブルのパワーが出てヘッドスピードが上がります。

欧米選手に勝てない一つの理由がこれです。


もちろん捻転差を造るのは大変ですが、見た目では分から

ない張りや体のバネを使う技術を日本もそろそろ真似て世

界に通用する打法を上陸させて欲しいと願っています。

 

欧米女子などは肩90度で腰0度くらいでトップを作って

いる選手が何人もいるのですが、体が柔らかい人も硬い人

も、重要なのは張りであって、回転度や捻転差ではありま

せん。

軟らかい人は捻転差を大きくしないと張りが出ませんので、
基準はあくまでも張りです。


これがないと体が緩んで軸ブレもしますので、トップクラス
では必須条件となっています。