スイング変えたつもり無いのに

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           スイングは必ずズレる

Question

スイング変えたつもり無いのに、3ヶ月前は引っ掛けに悩み、今

度はブッシュスライスで悩んでおります(;_;)何故でしょうか?


Answer

ゴルフはコンピューターを違って、一度プログラムしたから延々

と同じ事ができると言うものではありません。

プログラムするには3~10年掛かりますが、それでもまだ誤作

動を起こします。

 

まして、定着する前はメモリに一時的に記憶されているだけで、
すぐに初期化してしまいます。

それでもまた同じような動作をして、またまた初期化すると言う

事を繰り返している間にあらゆるところに誤作動が生じてズレが

どんどん大きくなって、結局違う事をしているのですが、少しず

つなので本人はそれに気が付かないのです。

 

改造した積りがないのに4年もするとズレまくってトップの位置

が違ったり球との距離が違っていたり、軌道がアウトインになっ

ていたりで日替わりスイングや積りスイングをするのです。

 

たまたま偶然に当たって、それを記憶しておいて定着できれば良

いのですがそれでもズレるので、そのつど自分で帳尻合わせして

当たるまで試行錯誤して、元に戻れば良いのですが戻らずに崩れ

て辞めてしまう人がかなりいます。

 

トッププロでも、世界ランキング一位になっても崩してしまって

ゴルフ自体を辞めてしまった人など、実に多くの人達を私は見て

来ました。

 

ゴルフは再現性ですが、持続性も大切です。
今のスイングをどれだけ維持できるかも実力の一つです。
サムスニードのように46年間優勝し続けたスター選手がいるの

ですが、ほとんどの選手は数年で消えてしまいます。

これがゴルフの恐ろしいところです。


どうしたら持続できるか、どうしたらスイングが崩れないか、ズ

レるのは人間ですので止められませんが、ズレた時に元に戻す事

は可能です。

 

その方法とは、正しい診断をして原因を特定し、修正して元のス

イングに必ず戻す事です。

まずはご自身がどのようなスイングをしているのかのメカニズム

を知る事、そしてその形やタイミグを正確に覚え、ずれたらすぐ

に分かるような打法にする事です。

 

帳尻合わせばかりで当てに行っているとミスが無くならず、再現

性がどこかで限界になります。


数百年からの歴史の中で培われて来たノウハウを習得する事で、

始めて再現性も持続性も高まるのです。

常に撮影しながら練習したり、コーチを頼んで常にその僅かなズ

レを指摘してもらい、調整を重ねる事が大切です。