何でこんなに浮き沈みがあるのか

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自分で診断や修正ができない人はコーチが必要

 

Question

昨日はプロにでも成れるかと思うくらい上手く行っていたのに、

今日は辞めたくなるほどボロボロでした。

何でこんなに浮き沈みがあるのか解りません。
やはり基礎をしっかりと習わないとダメなのでしょうか?

 

Answer

ゴルフは再現性と持続性です。
改造すれば再現性を崩しますので、スコアは当然悪くなります。

ところが、何一つ変えていないのに当たらなくなる事があります。

 

原因は同じ事をやっておらず、それに気づいていない事です。
自分では全く同じ事をやっている積りなのですが、微妙にズレが
生じているのです。

 

軌道がズレる事やタイミングなどのズレ、色々なズレがあるので
すが、体の動き、例えば腰の開き具合や速度が違っただけで軌道

がズレます。

 

これは40年のゴルフ歴のあるトッププロでさえズレが生じると

言い、それを防ぐために立ち上げのストレッチやウォーミングア

ップのルティーンを崩さないといいます。

 

しかし、それでも違う事をするためにプロでも調子の良い時と悪

い時があり、最も重要なのはそのズレを自分で治せる事です。

これが診断力と修正力です。

 

ゴルフは持続する事も大切ですので、いかに早期発見、早期修正
ができるかです。

それには感覚だけではなくメカニズムでどの部位はどう動いてい

るかや、軌道、形などを頭で覚える必要があります。

 

そのズレを放置しておくと、その誤差がどんどん大きくなって違

う打法になるくらい変わってしまい、当らなくなっていじり出し、

総崩れして滑落するのです。


また、ズレている箇所を発見しても、良く当たっている事がある

のですが、当たっていると言う事は他もズレている所があると言

う事です。

違うバランスのところで帳尻が合っているのですから、それも診

断できなければなりません。

 

そして、修正を入れると当たらなくなるのは当然で、そのズレを

元に戻した状態で、もう一つの個所をも修正します。

 

ところが修正を入れると当たらなくなり、放置したくなるのです

が、必ず本来のスイングに戻さないと下手を固めてしまいます。

 

早期発見、早期修正を徹底するためには診断しやすい易いフォー

ム、ズレたらすぐに分かる位置を決めて一定にする事です。

 

また、球筋を診てすぐに修正ができるノウハウや最初の3ホール

でコースのコンディションを把握して調整できる技能も必要です。

 

動作の組み込みの時期に、しっかりと形や軌道を頭で覚え、見て

すぐに分かるようになるまで神経を研ぎ澄まして感覚と実際を繋

げて覚える事も大切です。