Question
天才少女ゴルファー(?)の須藤弥勒ちゃんはプロになれますか?
Answer
世界ジュニアで彼女は 2 年連続で優勝しています。
年少さんと年長さんの 2 才ずつ分けての試合なのですが、彼
女は年少の時に一打差で優勝し、翌年の年長さんの時には 2
位と 17 打差をつけての優勝でした。
これはタイガーウッズの女性版になるレベルですので、プロに
成れるとか成れないとか言う話ではないと言う印象です。
順調に行けばとんでもない選手に成れる可能性があります。
ミッシェルウィーやガルシアなどは神の子と言われるほど幼少
期からトップクラスで、マスコミや周りの人の期待がとんでも
なくプレッシャーになっていました。
しかし、思春期が問題でした。
ミッシェルウイーは幼少期からゴルフしかして来なかった事で
普通の女の子がするような事が一切できず、精神的に変になっ
て一時期ゴルフから遠ざかり、学校に戻って友達が出来てまと
もになったそうです。
ガルシアもやはり思春期に精神的な問題を抱え、かなり重症な
イプスに悩まされていた時期がありました。
優秀な人材は世間が騒ぐ事や妬みによる非難中傷もあって、思
春期にはとても辛い事だと思います。
世界ジュニアで優勝した日本人はほかにもいます。
小学校の頃にはアメリカ人とほとんど変わらないのですが、中
学高校になると飛距離や引き出しに差が出てきます。
これで欧米人に追い越されて勝てなくなっています。
確かに私がアメリカで部活の高校生と一緒に回った時には完璧
に 40 Y ほど置いて行かれ、それで改造した想い出があります。
私はたまたまツアープロの飛ばし屋に習う事ができたのでバラ
タボールで 280 Y は安定して出す事ができていたのですが、
日本でこのように飛距離が足りないと感じる年になった時に、
欧米打法を教える先生に出遭えるかどうかです。
中にはアメリカに高校時代から移住して修行している人もいる
のですが、飛距離がダントツで伸びて戻ってきた人はいません。
オーストラリアにゴルフ留学をしていた生徒さんがいましたが、
飛ばしの技はまずほとんど習っていませんでした。
これは巡り合わせですね。何を習うかで将来が決まります。
弥勒ちゃんはこのまま順調に行けば世界が驚く選手になれるだ
けのスタートを切っていますが、最初の壁は飛距離を出す技を
どれだけ習えるかです。
女子でも今では 270 Y 出す選手がどんどん増えていますので、
10 年後にはそれが当たり前になっていると思います。
それに驚いて改造して滑落や、遼君のようにいじり過ぎて安定
しないなど、防がなければならない事が沢山あるのですが、彼
女のお父様がどこまでそれをご存知なのかです。
弥勒ちゃんの場合、中学になって体が大きくなってきたら、欧
米打法を習う必要があるでしょう。
また、お父様が娘さんを次のコーチにバトンタッチできるかど
うかも心配です。
やる気も環境も揃っています。
これで技術や運がそろえば世界のゴルフ界を変えるような、凄
い選手になってくれると思います。
みなさんも応援して上げてください。