モダンスイング 21

欧米打法の伝承

ゆっくり振ってなぜ飛ぶ?

f:id:swinganalyst:20210915162207j:plain

タイガーのスイングがゆっくり?!

Question

ドライバーが苦手で色々動画を観て参考にしてますが、ドライバ

ーってそんなに早く振らなくても飛ぶ選手多いですよね?


特にタイガーウッズ選手の全盛期の動画をよく見るのですがあん

なにゆっくりスイングして何故あんなに飛距離が出るんでしょう

か?

 

Answer

どの動画を見てゆっくりと言われるのか分かりませんが、タイガ

ーウッズも大きく分けてフルショットは8割、マックスのフルス

イング、そしてコントロールショット類など、それぞれの違う引

き出しで速度が違い、また全盛期と今でも速度が違います。

 

タイガーウッズがマックスで振ると、全盛期はキャリーで 320 Y

は飛んでいました。
その時は超高速スイングと分類されましたが、今ではジョンラー

ムなどもっと速いスイングをしている人がいるので、高速打法と

分類しています。

 

確かに復帰後のタイガーのスイングはかなりゆったりとなりまし

たが、それでも 300 Y は飛ばしてマスターズで優勝しています。

 

タイガーに限らず、ゆったりと振っても飛距離がでるプロは大勢

います。

なぜゆったりに見えるかは、ヘッドが走っているからが理由の一

つにあります。

ヘッドが走るとは手のスイング速度とヘッドのスピードとの関係

によって作られます。

 

ヘッドは手の周りを回り、手は体の周りを回ります。

ほとんどのアマチュアの方は手の速度で飛ばそうとして、スイン

グ速度だけ上げようとします。

これがマンブリ感であり、速く振っているように見えて飛ばない

ケースです。

 

プロは手の速度はあまり上げずにヘッドスピードを上げる事で飛

ばしています。

この技術はレイトヒティングと言うタイミングをずらす方法で、

ヘッドの回転の開始ポイントを遅くして打つと言う、リリースを

遅くするタイミングです。

 

リリースとはタメの解放です。

このタメには2種類の違った方法があります。

 

まず、コックアンコックです。

コックを解かずに最後の最後までアンコックせずに打つ事で、ヘ

ッドが走ります。

 

次にローテーションのリリースです。

左腕の骨を軸に回転させる事をリストローテーションなどといい、

これは「後ろ倒し」と「前倒し」の動作で作ります。

 

これらのレイトヒティングの技術を十分に活用した動作を組み込

む事によってヘッドが走って飛距離が出ます。

 

ヘッドスピードを上げるのとスイングスピードを上げるのとは違い

ますので、それぞれのメカニズムを理解すると良いでしょう。