Question
練習場でも時々そうなのですが、力が入ってしま
い、スイングが速くなってその日はもう速度を抑
える事ができません。
特にスタートホールでは力みが酷く、練習場でも
恐らく力んだ打ち方をしているのだと思います。
もう、このような状態が 5 年ほど続いていて、た
まに力まない時は自己ベストが出たりしたのです
がこの数年間は更新がありません。
同伴者にマンブリしていない?と良く言われるの
ですが、何か対策はあるのでしょうか?
Answer
諸悪の根源はメンタルなのかも知れません。
特に野球経験者は飛ばすのが命で思い切り振らな
いと気が済まない人がいます。
大きくゆったりと振った時にはナイスショットが
出る体験もされているようですので、やはり力み
を何とかしないとと思いつつも、心底では飛距離
を出したいと思っておられるかと思います。
野球ではないのですからゴルフ用のスイングをし
なければならないので、まず頭をゴルフ用に変え
る必要があるかと思います。
精神面での意識改革は本来は失敗などの苦しみの
中から気づきがあるのですが、ある程度の気づき
があっても物理的に力が抜けない方もおられるで
しょう。
ゴルフは打った球の全てに責任を持たばければな
らず、野球のようにファウルがないので力任せの
無責任な打ち方は出来ないのです。
物理的には具体的にまず、朝の立ち上げ練習方法
をキャリー 1 m のチップショットからにします。
2 m、3 m、と数発ずつ徐々に距離を伸ばして行き
ピッチショットからショートコントロールショッ
トを 58 度で打ちます。
この時に 50 Y 以上飛ばさない積りで打って、60
Y を超えたらミスとします。
そして、それが安定したら次は 58 度のミッドコ
ントロールショトで 70 Y しか打たない練習をし
ているうちに体がほぐれてきます。
実際にこの時の 70 Y はコースに出たら 80 Y にな
りますので、レンジで 80 Y は絶対に出さない事
です。
これを出してしまうと力み癖が付いてしまい、そ
の日一日力みが抜けなくなる事があります。
そして、番手表の飛距離の 10 Y 弱で各番手の練
習でウオーミングアップしてから最後にドライバ
ーを打つのですが、この時も普段 280 Y 出す人は
240 Y 以上は出さない練習です。
220 Y で普段回っている方は 200 Y 以上は絶対に
出さずにスタートホールに行き、全く同じスイン
グでスタートします。
恐らくビックリされると思うのですが、コースで
は 200 Y の振り方しかしていないのに 230 Y 出
ていたりする事もあるのです。
人間の感覚ほどあてにならない物はなく、全く同
じスイングをしている積りでもアドレナリンが出
ている事でスイングが速くなってしまうのです。
そして、次の難関が慣れた頃の 6 ホール目辺りで
それまで真っ直ぐ打てていた球がいきなり曲がる
事もあります。
これは慣れてきた事で安心してちょっと飛ばして
やれと悪魔の誘惑がある場合や油断していい加減
なスイングをしてしまうなどの気の緩みが原因な
事が考えられます。
ここはメンタルで抑えるしかありません。
体も温まっており、自信が付いた頃で失敗する来
がしないので、ついつい余計な事をしてしまう事
もあるのです。
ところが、ここで誘惑に負けるとそれ以降のホー
ルは乱れてスコアがまとまらなくなります。
これもゴルフあるあるです。
ゴルフは頭で勝負です。
ゴルフ I Q と言われる脳味噌のレベルが打球に出
ますので、いつまでも初心者ゴルフをしていない
で早く卒業する事です。
この意味が理解できるようになるには競技ゴルフ
で大会に参加する事です。
レベルの高い人達との交流によっても価値観や意
識が変わる事がありますのでどんどん上手い人達
と一緒に回るようにしましょう。