Question
サンドウェッジで 20 ヤードくらいアプローチ
するときにフェースを開くって人と開かないと
言う人いますが、どっちでもいんですか?
開くことによりどうなるんですか?
Answer
状況に応じてどちらもありです。
ローチップでしたらフェアウェイから打てます
が、ラフからや砲台グリーンだと止まらないの
で高く上げます。
上げるショットはハイチップ、ハイピッチ、フ
ロップショット、ロブショットなどのポップア
ップ系ですが、それぞれに打法が違いますので
必要だと思う高さが出る打法を習得されると良
いでしょう。
それぞれに球の位置やフェイスの開き方、そし
て振り幅などが打法によって違いますので、同
じ 20 Y にしても高さや止まり方が違います。
石川遼選手と松山選手がその昔同じ時期にアメ
リカツアーに参戦して、まず驚いたのが欧米選
手達の寄せの引き出しの多さだったと語ってい
ました。
特に高く上げる打法を知らない日本人選手達は
洋芝やラフの重さなどで戸惑い、ほとんどの選
手が寄りません。
松山選手は最近やっとロブショットをトライす
るようになったのですが、まだまだ失敗するシ
ーンを良く見掛けます。
日本ではアメリカツアーを真似てグラスバンカ
ーを作ったりラフを伸ばして来ましたが、まだ
まだ必要性を感じていないゴルファーが大勢い
ます。
同じサンドでも 56、58、60 度など角度が違い
ますが、56 度でフェイスを開くか、60 度で開
かないかで同じロフト角が作れます。
ただ、開くとバウンスが邪魔をする場合もあり
ますので、色々と試してみる必要があります。
ロフトを寝かせるほど球は高く上がりますので
その分振り幅を大きくする必要があり、ヘッド
スピードを上げてその距離を出します。
逆目で重い芝はそれを利用してヘッド速度によ
って芝を一緒に刈りながら柔らかく球を上げる
事が出来ます。(芝刈りショット)
寄せワンの技術や引き出しは全国アマ級のコー
ス設定でないとあまり日本では必要がないと言
われていますので、エンジョイゴルファーは
58 度一本でしかもローピッチだけでグリーン
周りは全て対処できるかと思います。
そしてフェイスを開くほど難しくなり、スクエ
アで打つ方がミスは少ないので、そのような状
況になったら諦めてボギーを取りに行くとスト
レスがなくなります。
アメリカのツアーに挑戦したいジュニアは今か
らこれらの引き出しを作っておく必要がありま
すので、欧米打法を教えているコーチから習い
ましょう。