短い番手ほど前傾が寝る
Question
今日、ゴルフ練習場で始め 7 l を何球か打ち
次に 1 w を 20 発ほど打ち 7 l に戻したらシ
ャンクしか打てなくなりました。
ドライバーに戻すと難なく打てますが 7 l は
シャンクの嵐です。
嫌になって早めに切り上げました。
何が原因でしょうか?
Answer
まず、一番可能性があるのは前傾角です。
ドライバーに対してアイアンの前傾が足りない
のです。
人間は無意識に自分の体に対して同じ角度でク
ラブを下ろす習性があり、その修正を組み込ん
だのが現在普及しているクラブ設計です。
これは長い番手ほど前傾が立ち、短いほど寝る
と自分(背骨)に対しては同じ角度で下ろして
来て当たるように設計されているのです。
この原理を知らないで適当に構えている人は無
駄な遠回りをしています。
ドライバーが当たっている時の前傾角でアイア
ンに持ち替えるとヒールトップあるいはシャン
クの軌道となります。
それぞれの番手でそれに合った前傾角度で立た
ないと同じダウンスイングの角度では当たらな
いのですが、長年練習をしていると 2 駄目から
は完璧に当てることができるようになります。
ところがゴルフは最初の一発目しか数えません
ので、練習場では良く当たるのにコースだとボ
ロボロだと言う原因の一つになっています。
逆に 7 番アイアンで真芯に当たる前傾角度にし
たまま 20 球打ってすぐに DR を打ったら逆に
一発目はダフったり天ぷらになる場合も同じ原
理です。
今はあまりにも DR の前傾角度とダウンスイン
グの角度を定着しているために、アイアンを持
っても野球のように当てに行かない限りまとも
には当たりません。
前傾が間違っていても、間違ったなりの角度を
覚えてしまえば、どんな前傾角度でも打てるよ
うにはなりますが、一生真芯を外すと言うミス
はなくなりません。
アドレス時の前傾角度はとても重要ですので、
その大切さを知るために、次回練習に行かれた
時に 7 I は前傾をもっと寝かせて打って見て下
さい。
恐らくびっくりされると思います。