練習場に着くなりドライバーを振り回さない
Question
練習要領について質問です。
打ちっぱなしで苦手なドライバーだけ練習するという練習方法は
いいと思いますか?
Answer
打ちっぱなしでの練習は、プロが朝の立ち上げ練習をするのと同
じ順序で、短い番手から長い物へど持ち替えて、最後にドライバ
ーと言うのが理想的なルティーンです。
これはまず体を温める必要があるのと最初からフルショットをす
るのではなく、ショートアイアンのコントロールショットを練習
し、軸ブレや緩みをなくしながら可動域を大きくするためです。
そして、ある程度体が温まったらドライバーのフルスイングです。
したがって、ドライバーの集中練習はその後にするのが良いと思
います。
立ち上げ練習は一つ飛び、二本飛びで 1 ~ 2 球にして、芯に当た
って真っ直ぐ飛んでいたら次の番手に持ち替えて、ウッドまでし
っかりと当たったら、それ以降はドライバーだけで何発打っても
構わないと思います。
ところが、練習場に着くなりドライバーを振り回している人がい
ますが、それはスイングを崩す原因の一つです。
ドライバーがフルショットでたとえば 10 の動きが入ったスイング
だとしたら、アイアンは 3~6 程度ですので、その動きが確実に出
来ていないのにいきなり 10 をやろうとしている事になります。
DR 以前に 5 本で全部ミスなく真芯に当たっていて 2 球ずつで 10
球打ったらそれからドライバーの練習をすれば良いと思います。
アイアンが芯に当たっていないのに長い番手を持っても、まず当
たらないでしょう。
ただ、前傾角度や球との距離を長い番手だけ覚えていて当たり、
ショートアイアンが当たらないと言うのはまた問題が違います。
それはセットアップが正しくない事で長い番手しか当たらないと
言う症状になる事がありますので、セットアップを修正する必要
があります。
セットアップが正しければ長いクラブほど精度が要求されますが
全てで当たるはずです。
ただし、ティーアップした時には打ちあげ軌道、地面のボールを
打つ場合は打ち下ろし軌道でそこは違いますので、ドライバーだ
け 8 割と言う練習は時期によって大変効果的ですのでお薦めです。