Question
アイアンが不調の時は DR が好調、DR が不調の時にはアイアン
が不調と言うのを繰り返しています。
DR を打ったすぐあとにアイアンを振ると、最初の一発目はまず
トップする事が多く、それでもアイアンの練習を続けていると
問題なく当たっています。
しかし、アイアンが上手く当たっている時に急に DR に持ち替え
るとまた一発目はダフッタリして 2 発目からはちゃんと当たり
ます。
これではラウンド中は一発目ですぐ次のクラブに持ち替えるの
で良いスコアがでません。
何が間違っているのでしょうか?
Answer
これは良くある事で皆さんほどんと気にされていないのですが、
ロジカルに考えるととんでもなくゴルフを難しくしている事が
分かります。
それは前傾角度です。
ドライバーを構えた時にはほとんどの方は背骨とシャフトがア
ドレスの時には 90 度になって構えているのですが、アイアンを
もった時には 95 ~ 100 度と違う角度で立っています。
本来、クラブの設計上、すべての番手でこの角度を同じにする
と、一種類のプレインで当たるように出来ているのです。
ところが、例えば全ての番手で同じ前傾角度で構えたとすると
一本ずつ、全部違う角度で降ろして来ないと当たりません。
したがって、パターを除く 13 本の番手ごとに全部違う角度で
降ろす練習をする事になって 13 倍遠回りするのです。
これは基礎の一つで、まずはそのクラブに合った前傾角度にす
る事で全ての番手は自分の背骨に対しては同じ角度で降ろす事
が原則です。
同じようにトップの深さも全ての番手で水平まで上げるとする
と、短い番手は力を落としてゆっくりと振らないと引っ掛ける
ので、13 倍遠回りするのと同じ事になります。
ゴルフはセットアップは大変重要で、アドレスの時点で違う形
だと、違う場所に上がり、違う所に落ちてきますので、まずは
構えを基本として正す事が大切です。
また、 13 種類の前傾角度を目分量で覚える事は可能ですが、
プロ並みに練習を何十年してもミスが無くなりませんので、最
初から基本通りにされる事をお薦めします。