一番大事なのはアプローチ

  最終的にはベタピン率

Question

 

祖父がゴルフはアプローチが 1 番大事!と言
いますが、確かにそうですか?

 

Answer

 

はい、その通りです。

特に 20 - 30 Y の寄せと 120 Y の間のアプ

ローチが一番大事です。

(プロレベルは 150 Y 以内)

 

お祖父様は恐らくシングル級の方だと思います

が、寄せワンは恐らく女子プロよりも上手いか

も知れません。

 

ところがプロは 120 Y 以内のアプローチが上

手いのでアマチュアとは違うのです。

その理由はバーディーを取る距離だからです。

 

短いのは寄せで寄せワンができないとリカバリ

ーができないのでもちろん大切ですが、その寄

せはその前のアプローチが下手だからです。

 

グリーンを狙うアプローチショットはいかにピ

ンに近づけるかでワンパット圏内に止める必要

があります。

 

いくらピンの根元に落としても 5 m もランで

止まらなかったとしたら、その距離のパターは

入って 10 - 20 %です。

 

これはベタピン率と言って、いかにワンパット

圏内に止める事ができるかで最終的には勝負が

決まるのです。

 

ドライバ―が FW に乗るのはトップアマでも

出来る事で、10 m のパットでも運が良ければ

入ります。

 

しかし、4 m に着けるのと、1 m ではワンパッ

トかツーパットの差があり、最大 18 打の差が

出るのです。

 

ここが一番スコアを減らす場所で、5 m のパタ

ーをいくら練習しても 18 打は縮まりません。

 

プロの試験に受かっても、試合に出られないツ

アープロがいくらでもいます。

試合に出られたとしても3日目まで残れるとは

限りません。

 

最終日まで残ったとしてもトップ 10 に入れる

かどうかの保証はありません。

たとえ残ったとしても優勝できるかどうかは全

てこのベタピン率によるのです。

 

そして、生涯に 1 勝して終わる選手も多く、

たまたま運が良いと言うレベルですが、複数回

優勝できるか、またその上はメジャーに勝てる

かどうか、これらも全てこのアプローチです。

 

確かにドライバーが飛べばそのベタピン率も自

然に上がるでしょう。

また、万が一グリーンを外しても寄せワンでセ

イブできればボギーを叩かずに済みます。

 

当然全てのレベルが充分に高く、メンタルも強

く運もなければトップレベルには成れませんが

スコアを一番良くするのは技能です。

 

まずは技術的に充分な実力を付ける事が大切だ

と思います。