ライ角調整は必要か?

シャフトが柔らかいと曲がってトウダウンする

Question

 

私は身長が 180 ほどあるので会社の上手い人

に「ライ角調整したほうが良い、そうしないと

クラブに合わせた打ち方になってしまう」と言

われたのですが、初心者レベルでも調整したほ

うが良いものでしょうか?


Answer

 

はい、その通りです。

まずはその原理を知っておく必要があります。

 

スイングは人体にとって適正な前傾角度があり

手の長さやクラブの長さも違います。

そして、インパクトでヒール側が低くなる人や

トウ側が地面に着く人などの個人差が出て来る

事があります。

 

クラブはインパクトでソールが水平になった状

態で打つのが理想で、トウが上がっていると左

に打球が行き、逆にヒールが上がっていると球

は右に行きます。

 

したがって、手の長い人や背の高い人、クラブ

の長さなどが違っていますので、それぞれの人

の体形に合わせ、また打ち方に合わせたライ角

を調整します。

 

前傾角が適正で、標準の長さのクラブで構えて

も打つ時にハンドダウンで打つ打法とハンドア

ップで打つ打法があり、それによってトウが浮

いたりヒールが浮く事があります。

 

また、グリップがパームやフィンガーかでアー

ムシャフト角が 180 度になるか、175 度になる

か、同じフルアンコックをしても腕とシャフト

の角度が違ってきますので、これでも人によっ

て実際のライ角が違ってきます。

 

問題はご自身の理想の打ち方にクラブのライ角

を合わせて曲げてもらうのがライ角調整ですが

違う角度のクラブだと、そのクラブに合った手

の位置にしてソールを水平にしないと真っ直ぐ

打てない事から、自然にそのクラブに合った手

の位置でインパクトをするようになる可能性が

あります。

 

また、トウが浮いていて球が巻いて左にカーブ

して行く打球は突っ込みを入れたり体重移動

大きくする事で帳尻が合ってドローとなってタ

ーゲットに戻って来る事になりますが、だんだ

エスカレートして曲がりが大きくなり、ドラ

イバーなどは大変危険です。

 

芯を外すとプッシュで右に行き真芯に当たると

左にカーブすると言った、なかなか真っ直ぐに

打つのが難しいスイングになってしまいます。

 

イニシャルフィティングと言って、新しいクラ

ブは購入する時にフィティングをしてもらい、

それで打ち方を練習して、上級が見えて来た頃

にまたもう一度確認するのが理想です。

 

ハンドアップ度で調整するのも一つの方法です

がなかなかピンに絡まない方は一度フィティン

グに出しても良いかと思います。