アイアンのライ角

 

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シャフトと地面で作られる角度が実際のライ角

Question

 

インパクトの際にトゥ側が地面につき、ヒール側

が浮く形になりやすいのですが(アップライトとい

うんですかね?)


これをよりフラットな状態にする為のライ角のク

ラブを選ぼうと思ったら、例えば標準のライ角が

61 度だとしたら 62 度と数値は上がっていくので

しょうか?

それとも 60 度と下がっていくのでしょうか?

 

Answer

 

クラブのライ角とは写真のように、シャフトと地

面でできるヒール側の角度をいいます。

 

ライ角と呼ばれるものには 2 つあり、インパク

時の実際のこの角度と、クラブがそもそも持って

いるクラブのライ角です。

 

ヒールが浮くのはクラブのライ角が実際のライ角

よりもフラットだからであって、アップライトに

曲げてもらいます。

この場合 61 度は 62 度にしたてもらいます。

この数字が上がるほどアップライトになります。

 

ライ角調整とは実際に打つインパクト時のライ角

と、クラブ自体が持っているライ角を合わせる事

で、打球が真っ直ぐに出る条件を整えます。

これをフィティングと言います。

 

フィティングでは、その人の身長や手の長さ、そ

してインパクト時の手の位置によって実際のライ

角が変わりますので、その人の打つ時の角度にア

イアンのライ角を合わせてもらいます。

 

こらが昔から言われる「体に合わせてクラブを作

り、クラブに合わせて振る」と言う意味です。

したがって、アップライトでトウが浮いたまま打

っていると球は真っ直ぐに出て最後に左にカーブ

するドロー系の球になります。

 

トウが浮いていたまま打つと、フェイス面は左を

向いていますので、それが酷いとフックします。

この場合はクラブのライ角を少しフラットにして

もらう事で調整をすると、自然に振っていて真っ

直ぐな打球になります。