ショップでのフィティング

必要なのはライ角データでそれ以外はあまり必要ではない


Question

 

ゴルフショップでフィッティング予約とかありますが、フ

ィッティングって新品のクラブを選んでからシャフトの硬

さや素材を選ぶんですか?

 

Answer

 

本来のフィティングとは調整の事です。

新品のクラブは完成品ですが未調整ですので、それぞれの

人に合った調整をします。

 

まず大切なのはライ角調整です。

インパクト時にソールが水平になるようにアイアンなどは

曲げて調整しますが、可変式のUT、ウッド、ドライバーは

ロフト角が一緒に変わってしまいますので購入する時に選

ぶ必要があります。

 

次に大切なのは長さです。

背の高さや手の長さによってグリップの地面からの高さが

違いますのでアイアンはほとんど問題はないのですが、ド

ライバーなどは標準を変えてしまって 45 インチになって

いますので、できれば硬くてトルクの低いシャフトを先詰

めするくらいにした方が良いかと思います。

 

アバターでスイングデータを見せてくれる所もありますが

ほとんどフィティングに関しては必要ありません。

必要なのはソールを水平にして打っているかどうかです。

 

入射角やスイング軌道などは打法などによって違い、目指

す形ができているかは見える化していますが、具体的にそ

れではどう修正するのかはコーチの仕事です。

 

硬いシャフトは誰でも使えますが、軟らかいシャフトはゆ

っくりと振らないとスライスしますので最初から硬い物を

使っていれば何度も買い直す必要がありません。

 

最近のアイアンセットはむしろロフト角まで 4 度間隔に調

整しないと使えない物まで平気で売っていますので、スペ

ック表で 2 度とか 5 度間隔になっている物は分かるのです

が、表示は 4 度でも実際に測ると角度が違っている場合も

ありますので、一度はフィティングに出した方が良いかと

思います。

 

ショップは今は調整をするのではなく、新しいクラブを売

るためにフィティングと称して集客していますので、注意

して下さい。