右手主導でもスライスしない

     両手主導で力の分散と役割

Question

 

始めたばかりのころは右手主体で振るとスライ

スばかりしていて、右手で振ったら駄目なんだ

と思っていましたが、最近は右手主体で振って

もスライスしません。

なんでだと思いますか?

 

Answer

 

左手主導で打っても最初はスライスしますので

スライスとは関係ありません。

 

さて、どちらの手で打つのかで未だに論争が絶

えないのですが、どちら主導でもプロがいます

ので、要は再現性だと思います。

 

スイング中の動作で左手の方がやりやすい動作

や右の方がやり易い動作など個人によっても違

いがあり、その都度やり易い方の手でその動作

をすれば良い事です。

 

どちらが主導でも両手を使っても最終的には再

現性ですので、あとはそこに持って行くまでの

必要な時間と完成度だと思います。

 

同じ期間で同じ完成度になる再現性であれば、

どちらでも好きな方で良い事になりますが、あ

いにくデータやエビデンスがないので、証明す

る事がまだ出来ません。

 

そのうち、データを取って論文を書く研究者が

現れるかと思いますが、それまでは長年の経験

が凝縮された教科書をお手本にするしかありま

せん。

 

このように力は見えませんので、誰が右手主導

か左手主導か両手なのかは見ただけでは判断が

出来ず、本人に聞いても良く分からないと言う

人もいます。

したがって、独学で動画をお手本に練習をされ

ている方は見えない部分を真似する事ができま

せん。

 

ムチ効果や遠心力を無駄なく最大限に活用でき

るのは左手で、パワーでそれを追い打ちして速

度を上げる事が出来るのは右手です。

どちらもそれぞれに役目があり、両手を最大限

に活用するのが基本です。

 

また、どの筋肉をいつ使ってどれだけ体に張り

を作っていつ開放するのかなど、タイミングな

ども大変重要ですのでしっかりと動作の詳細を

習得しましょう。

 

どこでどちらの手を使うかなどは試してみて判

断されると良いと思います。

例えば切り返し直後は右手を使い、引き落とし

は左手、押し込みは右手など、部分的にどちら

の手を沢山使うかなど、色々な方法があります

ので、ご自身のスイングに合ったやり方で良い

と思います。