左手で引くと飛距離が出ない

これが P 6 の形


Question

 

ゴルフでは左手で引くように打つと言われますよね。
実際それで当たるようになったのですが飛距離がでません。
右手に力をいれて左手で引くときと同じ軌道を通るようにするの

は難しいのですか?


Answer

 

左手主導で打てとか右手主導にしろとか、色々と言われているよ

うですが、実は両手主導です。

まあ、主導と言う意味が違いますが、それぞれに違う役目があっ

て、それぞれに力を入れる位置や方向が違います。

 

基本的に左手は方向を決めるリヤカーの前の人の役目です。

そして、右手は後ろから押す人で力を入れて勢いを付けます。

また、手と表現するか、手首と表現するか、腕と言うのかが決ま

っておらず、ヘッドスピードを上げるのにアンコックやキャステ

ィング、前倒しなどは手首になり、右から左にクラブを移動する

のは手になり、体の回転でクラブを回転させるのは肩の仕事にな

ると表現しないと本来は正しくありません。

 

同じような動きでもそれぞれの違った部位を使っていますので、

いとも簡単に手振りとか言う表現ではどこの筋肉を使っているの

かはほとんど解らず個人差があります。

 

したがって、飛ばしの技も同じで、どこの筋肉をいつどう使うの

かなどは動画を見ても分かりません。

あらゆる部位を使って同じ動きが出来るのですから、右手でスイ

ングしているのか左手や腕でスイングしているのかなどは見ても

ほどんど分からないのです。

 

では、何が正解なのかを追究する必要があるのですが、切り返し、
引き落とし、落とし押し、インパクト、押し込み、フォローとダ

ウンスイングだけでもそれぞれにパワーを入れる技が数多くあり、

後ろ倒しや刺しなどの細かい技術などもヘッド速度を上げる大切

な技術です。

 

まず右手はトップからインパクトでの押し込みまで、そして左手

はダウンスイングの途中からフィニッシュまでで、この両手の力

が重なる部分がビジネスゾーンです。

 

左手だけでも飛距離は出るのですが、出ない場合は引き落としの

速度が弱い、左肩を吊り上げながら目標方向に放り出す大きなフ

ォローになっていないなどの原因が考えられます。

 

また、トップからは左肩は開かず動かさずに飛球線上後方を向い

たままプレイン上を引き落とし、ビジネスゾーンで初めて左肩で

クラブを目標に向かって引っ張ってパワーを出します。

 

このように両手両腕両肩を駆使してスイングを作って行きますの

で、これに胴体や腰、そして脚などの飛ばしの技を加える事でも

っと飛距離が伸びると思います。