上達に必要な情報とは

メディアではなく内容が重要


Question

 

最近ユーチューブの動画を見ても上手くはなら

ないみたいなお話を良見かけますが疑問があり

ます

動画を見ても上手くならないと言っている人は

本を見た方が上手くなると言う意味でしょうか

それとも本も動画も見ないで我流を突き進んだ

ほうが上手くなると言っているのでしょうか。

 

我流で良いなら本も動画も、レッスン教室も必

要ないと思うのですが。

どう思われますか?


Answer

 

上手くなるかどうかは何を習得するかであって

何から情報を得るかではありません。

動画にしろ文章にせよ指導にせよ、何を習って

それをどう消化吸収して定着させてどこまで技

能が身に付くかによって上手さは決まります。

 

YouTube にしても雑誌にしても、またレッスン

にしても、まず正しい情報なのかどうかが最初

の問題で、次はそれをどう解釈するか、このど

ちらも正しいとしたら今度はそれをどう体現し

てその通りの動作ができるかどうかが問題で、

それがたまたまできたとしてもどこまで定着さ

せ、ズレを修正しながら固められるかどうかと

課題は山積みです。

 

そして我流の場合、一番大切な基礎や基本動作

のお手本も教科書もなく、手探りで偶然に当た

るのを利用して経験と感覚だけで 600 年の集大

成に対抗しようとしているのです。

 

ゴルフはある程度までは再現性だけで上達し、

その上は打法や引き出し、戦略などのノウハウ

によってスコアに違いが出て来ます。

 

飛距離がその一つで、とても我流では辿り着け

ない高度な技法が沢山あり、一生掛かっても想

像すらできないほど難易度が高く消化吸収が困

難です。

ほとんどの方はその技法が存在する事すら知ら

ずにゴルフ人生を終えています。

 

同じ条件の人でも我流か正統派かによって同じ

定着度になった時に、ミスが出易いか少ないか

より正確に打てるかどうか、飛距離が出るか出

ないか、などの違いが現れます。

 

基礎ができていない人はどこかで必ず行き詰ま

りますし遠回りしますので、中にはプロ級にな

る方もおられますが、ほとんどの方はスランプ

に陥り苦しんで挫折したりします。

 

どう打つかも大切ですが、どうズレを修正する

か、どう好調を維持するかなども大切です。

有能なコ―チが必要な理由がここにあり、トッ

ププロ達はほとんどが専属のコーチを師事して

おり、普段から調整を行ってもらい、当たりが

悪くなったらすぐに診断してもらい、原因を特

定してすぐに修正しれくれます。

 

トッププロでもこれをしてもらわない選手は自

分でいじってしまい、崩れてゴルフ自体を辞め

てしまう人が後を絶ちません。

また、コーチがいても修正できないコーチだと

やはり引退を強いられてしまいます。

 

その人の習性や癖、打法の違いなどで一般論で

は当てはまらない指導や情報が多い事で間違っ

た方向に行ってしまう事がありますので、正し

技術やノウハウを持ったコーチからの情報だけ

を信じて専念する事をお薦めします。