ミスはメンタルだけではない

再現性と精度を高める

Question

 

シングルを 20 年やっているのですが、なぜか

ミスが減りません。

もちろんラウンド数が多い時には多少は良くな

るのですが、ちょっと離れるとまたすぐに最悪

なスコアに戻ります。

 

練習場にも週 3 で通って毎週ラウンドをしても

ミスってなくならないものでしょうか?

 

Answer


ステディー(Steady) とは安定、むらのない、

着実なと言う意味ですが、ゴルフにはこれがス

コアメイクの鍵となります。

 

好調なスーパースターのゴルフの内容はまさに

これで、何も起こらないと言う、見ている側は

退屈するようなゲーム展開です。

曲がらないティーショット、必ずパーオン、そ

してパターが 1 ~ 2 回と言う内容が延々と続き

ます。

 

このステディーゴルフをするには教科書通りに

する事で基礎が一番大切なのですが、ショット

のミスを減らすにはどうするかでレベルの差が

出てきます。

 

まず、ショットの定着です。

これは恐らく質問者さんにはない問題かと思い

ますが、もしスイングをいじっているとしたら

その新しい動きはまだ定着していませんので、

当然ミスが出る事になります。

 

どんな打法でも、毎回同じ事ができればスコア

はある程度良くなってプロ級になれます。

ところが、無理な動きや姿勢で、あるいは効率

の悪い動きや手打ちなどがある場合にはどうし

てもミスが出易くなり、同じ定着度でもスコア

に差が出てきます。


そして次に引き出しです。

ショットは全てフルショットと言う人は何とか

の一つ覚えでこれも安定しません。

ティーショットで行ったフルショットと同じよ

うにフルショットで二打目も打つとミスが出る

事があります。

 

フルショットと言うのはミスが出易いショット

で、番手間距離を出すために短めのクラブで打

つと力んで引っ掛け、長めの番手でゆっくり振

ると緩んでミスります。

 

打つ飛距離に応じて打法を替えると、その距離

に相応しい、一番合っていてミスの少ない打法

となって安定し易くなるのです。

これがコントロールショットで、トッププロ達

は何種類もの打法を使い分けています。

 

また、番手間を出すためにまず打法を替え、そ

の間を出すために高さや曲げ球で埋めて行くと

いう技法を習得する必要があります。

 

全てミスはメンタルだと思っている方が多いの

ですが、技術やノウハウでまだまだ解決できる

方法が沢山ありますので、一段上のゴルフの内

容を習得される事をお薦めします。