長いクラブはゆっくり振れ?!

シャフトの角度は 15 間隔で各番手 4 度づつ*

Question

 

プロから長いクラブはゆっくり振る練習を心が

けなさい、と言われますが、やはりタイミング

が大事ですよね?

 

Answer

 

タイミングは重要な事は間違いありません。

また、スイングの速度や番手の違うクラブをど

う振るかは法則がありますのでしっかりと理解

して下さい。

 

例えば SW はトップでシャフトの角度が 60 度

で DR は 0 度(水平)が基準です。

そしてフィニッシュの位置は左右対称でトップ

が浅ければ浅く、深ければ深いのが基本ですの

で、ヘッドの走行距離は各番手違います。

 

一番長いのが DR でウェッジが一番短いのです

が、ダウンスイングの開始地点からフィニッシ

ュまでの所要時間は全ての番手で同じでこれが

基本です。

 

この距離は DR ならば恐らく 3 m ほどになりま

すが、ウェッジだと 2m ほどかと思います。

ところが、所要時間が同じで振るのが基本です

のでスイング速度やヘッドスピードは長い分だ

け速くなります。

 

そこで注意しなければならないのは長いクラブ

は同じ重さだと重く感じますので意図的に総重

量を軽くしてありますが、それでも短いクラブ

は筋力で速く振れるのも事実です。

 

したがって、長いクラブは飛ばさなければなら

ないと言うイメージから力が入って力む人がい

たり、短いクラブは振りやすい事で速く振って

しまう事があり、それぞれの人によって違う指

導をする事があります。

 

プロは恐らく質問者さんが長いクラブでかなり

力みがあってミスが出るためにゆっくりと振る

練習を心がけるようにと指導したのではないで

しょうか?

 

スイングはワンスイングと言って、どの番手も

同じように振れと言うのがジャックニクラウス

の指導の中にあり、今でもこれが教科書となっ

ています。

 

テンポとリズムがここで重要になってきますの

で、メトロノームでまずドライバーと PW の持

ち替えで一球ずつ打って、所要時間が同じにな

る練習をしましょう。

 

*番手ずらしで PW 表示は最近の SW に相当