鉛でスライスを止める?!

重心距離を短くするとフェイスターンし易くなる


Question

 

最近、知ったのですが、ドライバーに鉛を着けてスライスを

防止する方法があるようですが、それってありですか?

邪道ですか? ルール内ですか?

また意味ない説ありますか!?

 

Answer

 

原理はこうです。

シャフトの付け根(ソケット)から芯までを重心距離と言い

ます。

この重心距離が短いほどフェイスローテーションが早くなる

のですが、寸法的に真ん中に重心が来るのが理想です。

しかし、重心位置をソケット側に移動させる可変式などはそ

の場で重心距離を調整する事ができますので、可変式でない

場合には鉛をソケット側に貼ると重心距離が短くなって、あ

る意味スライスは治る事があります。

 

ところが、せっかくウエイトバランスをほかのクラブと合わ

せて揃えているのに、ドライバーだけ重くなります。

この場合、シャフトを切って短くしてウエイトを貼ってバラ

ンスを合わせる時にソケット側に鉛を貼ると流れに合ったク

ラブが完成します。

 

また、逆にフェイスが余計に返り過ぎてフックになる場合は

その重心距離を長くしてトウ側を重くすると返りが遅くなり

ますので調整する事も可能です。

 

ただ、本来はセットとして13本が流れに沿って正しく調整

されている場合は球の位置やフェイスの方向などによってス

ライスしない打ち方を習得する事が大切で、まずは真っ直ぐ

に打つ事ができるようになる事が大切です。

 

肩が回りきっていないとか、インパクトで肩が開いていると

か、打ち方に問題がある場合が多いので、道具で調整するの

は最後の手段と考えた方が良いと思います。

 

ただ、販売側は柔らかくて良くしなって捻じれるシャフトを

推しますので、最初から硬いシャフトでトルクが低い物を入

手される事を薦めします。