ヘッドスピードの上げ方

HS は飛ばしの技が 7 割で筋肉が 3 割

 

Question

 

ゴルフを初めて約 4 年の 35 歳、男。

平均スコア 95 くらいです。


ヘッドスピードが遅く、飛距離が出ない事で悩んでいます。

ドライバーでおよそ、39 ~ 40でコースでドライバーを振っ

てもトータルで 230 Y 程です。

 

ヘッドスピードが遅い原因として完全左利きでゴルフだけ右

打ちで始めたので、まだまだ体幹の使い方や、体幹自体が弱

いかもしれません。

 

そこでお聞きしたいのが

どのようなトレーニングや練習をすればヘッドスピードをあ

げる事ができますでしょうか?

ドライバーで 45 は目指したいなと思ってます。

お力を貸して頂きたいです。

宜しくお願いします。

 

Answer

 

ヘッドスピード( HS )を上げるには筋力ではなくムチのパ

ワーを使います。

ムチの先は音速を超えると言われるほど走っていますので、

この原理で足、脚、腰、胴体、肩、腕、手、ヘッドとそれぞ

れの間に時間差を作って、ちょうどムチのようにしならせる

事で HS が上がります。

 

その方法とはフォーム作りです。

体は弓の形を作り、捻じれと一緒に全体の張りを利用してバ

ネが戻る時の力を利用します。

 

そして、スイングの途中要所要所でパワーを入れるのですが

腹筋を使った踏みつけ、ヒップスライドでのバンプ、トップ

での跳ね返りや引き落としなどにパワーを入れ、体全体を弓

状にして張りを作り、腰の開き、左脚の蹴り、腰引き、右脚

の蹴りや押し込みとそれぞれに点としてパワーを入れ、それ

らを線でつなぎます。

 

また、腕は刺しを入れたり後ろ倒しや前倒しなどで HS を上

げられますので、それぞれの部位の今ある筋肉を使って振れ

ばトレーニングは不要です。

 

あえて筋トレをするのでしたら、フォームが出来上がってか

ら練習用の重いクラブでゆっくりと振ったり、アライメント

スティックで速く振る練習です。

 

飛ばしの技は大体 15 種類ほどは使えます。

方向の精度を気にしなければ 20 種類ほどにもなります。

ガリガリの細身の男の子でも 50 は出していますので、筋力

ではない事は証明されています。

 

体の使い方やクラブの動かし方、いかにムチ効果を出せるか

でスピードが変わりますので、そのメカニズムを勉強し、体

現してみてください。

 

これらを組み込むには若い人でないと怪我をしますので今の

うちに習得しておく必要があります。

35 才は体力のピークで峠ですので、これから徐々に硬くなり

可動域が狭くなってきますので、 40 台までには着手しないと

ギリギリかも知れません。

 

体が丈夫な方は良いのですが、弱い方はこの技の一つ一つを

半分ずつ組み込む事や技の種類も半分くらいに減らして無理

をしないようにして下さい。

 

動作解説はミクシーで公開していますが、あくまでも自己責

任で行って下さい。

また、痛みを感じたらその動きは省くか2割程度に落とし、

怪我しないように気を付けて下さい。