背中を意識してスイング?!

     日本のレッスンは昔の打法が主流

 

Question

 

自分はプロに背中を使ってスイングするのが良いと言われて

いますが、背中の筋肉を意識しながら下半身リードをすると

いうのはどんなイメージですか?

 

それとも、背中を使ってのスイングは下半身リードとは真逆

のことをやってるんですかね?

 

Answer

 

感覚派の指導なのでしょうか、このような指導内容は何を意

味しているのか良く分からない事がありますので、この言葉

の意味を定義する事から始めましょう。

 

まず、「背中を意識する」と「背中の筋肉を使う」と二つに

分けて考えてみましょう。

 

背中を意識すると言うのは人によってはトップで背中が目標

方向に向いた時に背中を目標に向けたまま肩を直ぐに開かず

バンプしろと言う意味の場合が考えられます。

言語化するのが特に下手な感覚派の人達は自分の感じ方で物

を言うので他人には通じない事が多々あります。

 

そして背中の筋肉を使うとはトップで反りを入れてから腹筋

を縮めてお辞儀をする飛ばしの技の準備動作に使いますので

それを意味する事はありますが、初心者に教えるプロだとす

ると可能性は低いかも知れません。

 

下半身リードは切り返しでバンプをする(ヒップスライドで

左の壁に腰をぶつける)動作の準備動作として捻転戻しのヨ

ジリやお尻の突き出しの事で、背中の筋肉を使って反った直

後の事ですので矛盾はしていません。

 

習っているプロが教えようとしている打法をまず理解してい

るでしょうか? 参考になる選手は誰なのでしょうか?

お互いに誰の打法を習得しようかと言うお話をされていない

と違う方向に向かってしまいます。

 

ほとんどのプロは現在の日本のシニアがやっている打法を教

えていますので、その動画を見ながら背中を使うのか意識す

るのかを具体的に画像で確認する必要があります。

 

お互いにどこに向かっているのかをハッキリとさせないと、

このように同じ言語なのに通じていません。

 

打法によっては同じ下半身リードと言っても足なのか膝なの

か腰なのか、また腰のどの動作なのかとそれぞれに違う打ち

方がありますので、曖昧でいい加減な言葉ではなく、もっと

具体的にどこを何時どう動かすのかと言うメカニズムをハッ

キリさせないと無駄に遠回りしてしまいます。

 

いい加減で曖昧な振り方はそろそろ卒業して、正確な動作を

教えてもらっては如何でしょうか?