踏み込みと蹴る方向

f:id:swinganalyst:20220325195453j:plain

欧米打法のレッグアクションは最高峰の高等技術


Question

足裏反力を使う為に、左足は前に踏み込んで後ろに蹴る

と理解しているのですが、右足はどの方向に踏み込んで

どの方向に蹴るのでしょうか。

 

右ひざは左股関節方向に動かしていくと理解しているの

で、反対方向ということで右足の外側に踏み込むのが正

しいのでしょうか。

 

脚を使って強く打てる感覚は得られているので、このあ

たりをつきつめたいのですが、右足の踏み込みと蹴る方

向がよくわからないので教えていただきたいです。


Answer
レッグアクションは難易度が高く、日本人のプロでもほ

とんどの選手が欧米選手と同じ動作にはなっていません。

 

まず、切り返しで腰のヨジリを入れて右のカカトにあっ

た体重を右膝を内旋させる事で母指球に移し、そこで後

ろを向いたまま腹筋に力を入れてお辞儀すると同時に右

足で地面を踏みつけてヒップスライドさせます。

 

これが切り返し後の始動です。
そして、一瞬右脚に体重が乗った直後に左足のつま先で

前打席方向に蹴りながら腰を開き、かつ腰を引いてお尻

を後方打席方向に突き出します。

 

これで上半身と下半身の捻転差がマックスとなり、背中

がツイスト状態となってパワーがタメられます。

 

そして、右足で踏みつけた後にインパクトで右足の母指

球で右斜め後ろに蹴って内側に出した膝を伸ばし、右骨

盤を前に出しながら完全に体重を左に移動します。

 

踏みつけで右、前に蹴る左足、最後に右足で押し込みと

いう、3段階のレッグアクションになります。

 

踏み込みは野球のように左に体重を移動しながら左足に

体重を乗せるのではなく、体を弓にしてヒップスライド

左の壁まで腰を移動すると同時にアゴだしで頭をお辞

儀と同時に右に移動させ、左脇に張りを作ると言う体全

体で弓を作ります。

これがバンプで、左膝を伸ばして前に蹴ると同時に引き

落としで右脚で蹴る時に右腕で目標方向に押し込みます。

 

文章だと分かり難いのですが、本格的に欧米打法のレッ

グアクションは高橋塾で実技を受講する事ができます。

リモートでも習得可能です。