モダンスイング 21

欧米打法の伝承

テイクバックで左膝が内側に出る

膝が前にあまり出ないのは腰を止めているから

Question

 

テイクバックの際に左膝が右に寄ってしまうのですが、改善

方法ありますか?


Answer

 

左膝が右に寄るのはクラシック時代のスイングで、必ずしも
悪いスイングではありません。

この時代は左の踵を上げて内側に入れ、腰を大きく回す事で

飛距離を出していました。

最近ではチャンプなどがそれを取り入れて超速球を打ってい

ます。

 

ジャックニクラウスの時代には同じように踵を上げるのです

が左の膝は内側ではなく前打席方向に出すようになりました。
これで腰の回転を抑えて上半身と下半身との捻転差を大きく
して張りを強くしました。

 

この打法によって体の張りが強くなるためにミート率が上が

り、方向性も良くなる事で中期にはそれが主流でした。

そして、その後、左の踵を上げずにベタ足で膝を前にあまり
出さない打法に進化し、その頃のフレッドカプルスやデイビ

スラブなどを代表とする選手が腰を止めてテイクバックする

打法に進化させ、さらに張りを強くしました。

 

この流れでタイガーウッズが同じように腰を止めてワインデ

ィングをする打法を流行させ、世界のトップ選手達の主流と

なって現在に至っています。


日本は未だに腰を回す昔の打法で、踵を上げない事は見える

ので真似していますが腰は張りが少ないままです。

 

さて、このように打法は進化はしているのですが、ある面流

行でありまた、張りがあればどこまで回転するかは個人差で、

回転度ではなく、見えない捻じれパワーによって張りを作り

ますので、どこまで回転させるのが正解なのかはそれぞれの

打法や体の軟らかさによって違うと言う事です。

 

お年寄りは腰までしっかりと回さないと肩が回らないので止

める事なく張りがあるのですが、若い方や女性は腰を 45 度

ほど回すと緩々で張りがなく不安定になる可能性はあります。

 

どの時代の打法で打とうと再現性を高めればスコアは同じよ

うに良くなりますので、やる事がなくなってから取り組んで

も遅くはないかと思います。