Question
ハーフスイングで充分と思い、数ヶ月ラウンドせず、練習場で
ひたすら左腕9時位のスイングを練習しました。
昨日久しぶりにラウンドでした。
スコアも良くなりましたが、ショットが凄く改善しました。
もしかしたらハーフショット位の振り幅が自分にとってのフル
スイングなのかと感じました。どう思われますか?
御意見を宜しくお願い致します
Answer
ゴルフ場ではやたらとマンブリする人がいるのですが、中級く
らいまではアイアンで飛ばそうと思っているようで、出せる最
大の距離を打っています。
ところがアイアンは飛ばすクラブではなく、思った場所に止め
る道具です。
唯一飛ばすクラブはドライバーで、それでもスリークオーター
ショット、フルショット、マックスと場面に応じて使い分けを
する引き出しが欲しいところです。
ドライバーはフルショットでも8割で、ちょっと狭い所やスタ
ートホールなどはスリークオーターショットで良いのです。
唯一パー 5 でツーオンできると思ったところではマックスに振
る事で、毎回これで振るのではありません。
また、アイアンはドライバーのスリークオーターショットくら
いの力で最大のコントロールショットになり、それ以下の引き
出しを作っておけば良いのです。
マキロイは 7 番アイアンの平均が 193 Y 程度ですので、 183Y
から 203 Y の距離を意図的にコントロールして打っており、そ
のまま同じ振り方をするとドライバーは 290 Y 程度で転がって
300 Y 程度となります。
ところが彼はドライバーはキャリーで 315 Y 飛ばしますので、
アイアンと同じ振り方をしていません。
このドライバーの打ち方で 7 番アイアンを打ったら恐らく 220
Y ほどの飛距離になるかと思います。
しかし、彼は制御してアイアンを打っており、出せるのに出さ
ずにコントロールしています。
飛ばさなくて良いクラブは飛ばすと曲がり易く、ミスの割合が
増えますので、直接スコアを落としてしまいます。
したがって、アイアンは一番ミスの少ない飛距離をそのクラブ
の飛距離として、決してマックスの距離を求めない事です。
特に8番以下のクラブはハーフショットで充分で、低い弾道で
スピン量も少なくても普通のグリーンは止まります。
競技ゴルフでは硬いグリーンで止まり難い事からフルショット
でダウンブローに打って止めますが、それでもドライバーで言
うスリークオーターショット程度です。
質問者さんはそれを体験されたのですから、そろそろプロと同
じように引き出しを増やしてスコアメイクできる内容に改善さ
れると良いでしょう。