ゴルフに正解はないのか?!

目的、用途、捉え方や価値観で正解は変わる

Question

 

良くゴルフには正解はなく、正しい振り方はないのだというのですが
だったら、どんな振り方をしてもトラック一杯打てばプロに成れると

言う事でしょうか?

 

生まれつきの才能やセンスによって上手い下手が決まり、何をやって

も正解ではないのでしたら練習する必要がないと思うのですが、どの

ようにお考えでしょうか?


Answer

 

これはあくまでも私個人の見解ですが、正解がないのではなくて沢山

あるという事だと思うのです。
ただ、何でも良いと言うのではありません。

 

要するに球が当たるかどうかはヘッドが軌道上を動いているかどうか

で軌道から外れる以外はすべて正解という事だと思うのです。

 

ただ、フェイスの向きによって方向が変わったりするために、左に出

た球が真ん中に戻って来ればそれで良いと考えるかどうかです。

いわゆるオヤジフードでも 60 台は出せますのでスコアが全てだと思う
人は再現性だけでゴルフをすれば良いと考えるでしょう。

 

ところがドライバーが 180 Y しか飛ばなければ長いコースに対応する

のは大変で、やはり 7000 Y のコースだと 60 台はでないでしょう。

 

スイングは帳尻合わせと考えるとインパクトで真芯に当たってフェイ

スやヘッドがスクエアであれば思った方向には飛びますが、飛距離は

それにプラスヘッドスピードがあります。

 

そのヘッドスピードを出すにはどんな振り方でも正解とは言えず、セ

ンスや感性だけで出せるものではないと思います。

 

もちろん大柄で筋肉質なら普通の人よりも飛びますが、マキロイのよ

うに小柄でツアー一番の飛距離を記録するなど、信じがたいショット

を打つのにはそれなりの技術が必要でしょう。

 

その技術をタイガーウッズをコーピーすることで吸収し、ほぼ完全に

出来たのはアダムスコットとマキロイだけでした。(今は教える人が

出て来たのでもっといますが)

 

それだけ真似をするのが大変だという事で、当たれば良いという何で

も正解とする考え方ではその打法には行き着かないと思います。

 

また、スイングは全て帳尻合わせだとするコンセプトは間違ってはい

ないと思うのですが、それが全てではないと思います。
というのはスイングプレイン(軌道)は斜めですので縦の力と横の力

の合成で、縦横バランスがあり、また上下、左右、前後のバランスな

どの全ての帳尻が合っていればヘッドは軌道上を移動するのですが、

ハンドレイトでインパクトしても前には飛ぶし、ハンドファースト

も前に飛び、だからどちらでも良いというのでは縦距離を出す事が出

来ません。

 

タイミングが合っていないと思った打球はでませんし、効率を考える

とかなり無駄な事をしていたり、余計な動きで損をしている事が多々

あります。

 

思った距離を打つ、番手間を出して曲げ珠でベタピンに打つなども帳

尻合わせで経験と感覚だけでできるのですが、その幼少期から遊びの

中で覚えた事を感性だとして幼少期から始めないと遅いと言うのでは

なく、それは技術として誰にでも継承できるという科学的な根拠を基

に作った教科書を私は入手して自分でも若い頃には出来たし、今若い

人達に教えてもできるという経験からゴルフは正しい考え方や捉え方

がと言う意味での正解はあると思っています。

 

マチュアのゴルフは楽しむ事が目的です。
自分の成長が楽しみにする人もいれば、社交の場として絆を深める場

とする人など様々ですので、ご自身で決めれば良いと思います。