Question
ウエッジでフルスイングすると変な方向に行ったり、ち
ゃんと当たらないのですが、フルスイングするものでは
ないのでしょうか?
Answer
基本的にウエッジはハーフショット的な9時半くらいか
ら2時半程度の小さなスイングがフルショットです。
そしてスイング自体が小さいのでインパクト時の体の形
が整い難く、中途半端な体勢で打つ事があり、引っ掛け
が出る事があります。
その原因はトップが深くなったりした場合に芯に当たっ
ても引っ掛けたり、ハンドダウンで打ったりするとトウ
が浮き、フェイス面が左を向いた状態で引っ掛けます。
小さなコンパクトなスイングが出来ていても、飛ばさな
いようにと意識すると体や腕が緩む事もあり、芯を外し
てしまう事も良くあります。
ハーフショットでしっかりと打つと言う癖をつける事が
大切なので、ドライバーとウエッジの持ち替え練習をす
ると良いでしょう。
どちらも1球しか打たず、芯を外したり引っ掛けても連
打せず、必ず持ち替えると言う練習です。
これによって、ワンスイングになっていない時には一打
目には当たりません。
当たらない時にはその原因を特定して、必ず最初に当た
るように調整する必要があります。
タイガーは58度のウエッジで60Yから90Yまで高さ
を変え、曲げ球を使って 1 Y 刻みで縦距離を打ち分ける
技能を持っています。
振り幅やスピードを変えるのではなく、打ち方を変える、
あるいはインパクト時の手の位置を変える、球の位置を
変えるなどで高さ、スピン量、飛距離をコントロールす
る技術と熟練した再現性を持っています。
この距離のアプローチでワンパット圏内に止める事がで
きると、一番美味しいパー 5 の三打目でバーディーが取
れます。
したがって、この距離を意図的に 3Y 刻みでも 5Y 刻みで
も良いので、縦距離をしっかりと出せるようにする事が
大切です。
ウエッジはタップ、チップからピッチ、そしてコントロ
ールショットからフルショットまで全てに使いますので、
いかに引き出しが増やせるかでスコアが決まります。
まずは技術を習得して腕を磨き、精度と再現性を高める
事をお薦めします。