ウエッジでフルスイング?

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ウエッジは 5Y から 90Y まで色々な距離が出せる


Question

ウエッジでフルスイングすると変な方向に行ったり、ち

ゃんと当たらないのですが、フルスイングするものでは

ないのでしょうか?


Answer
基本的にウエッジはハーフショット的な9時半くらいか

ら2時半程度の小さなスイングがフルショットです。

 

そしてスイング自体が小さいのでインパクト時の体の形

が整い難く、中途半端な体勢で打つ事があり、引っ掛け

が出る事があります。

 

その原因はトップが深くなったりした場合に芯に当たっ

ても引っ掛けたり、ハンドダウンで打ったりするとトウ

が浮き、フェイス面が左を向いた状態で引っ掛けます。

 

小さなコンパクトなスイングが出来ていても、飛ばさな

いようにと意識すると体や腕が緩む事もあり、芯を外し

てしまう事も良くあります。

 

ハーフショットでしっかりと打つと言う癖をつける事が

大切なので、ドライバーとウエッジの持ち替え練習をす

ると良いでしょう。


どちらも1球しか打たず、芯を外したり引っ掛けても連

打せず、必ず持ち替えると言う練習です。

これによって、ワンスイングになっていない時には一打

目には当たりません。
当たらない時にはその原因を特定して、必ず最初に当た

るように調整する必要があります。

 

タイガーは58度のウエッジで60Yから90Yまで高さ

を変え、曲げ球を使って 1 Y 刻みで縦距離を打ち分ける

技能を持っています。


振り幅やスピードを変えるのではなく、打ち方を変える、
あるいはインパクト時の手の位置を変える、球の位置を
変えるなどで高さ、スピン量、飛距離をコントロール

る技術と熟練した再現性を持っています。

 

この距離のアプローチでワンパット圏内に止める事がで

きると、一番美味しいパー 5 の三打目でバーディーが取

れます。
したがって、この距離を意図的に 3Y 刻みでも 5Y 刻みで
も良いので、縦距離をしっかりと出せるようにする事が

大切です。

 

ウエッジはタップ、チップからピッチ、そしてコントロ

ールショットからフルショットまで全てに使いますので、

いかに引き出しが増やせるかでスコアが決まります。


まずは技術を習得して腕を磨き、精度と再現性を高める

事をお薦めします。