Question
ボディターンで打つと、振り遅れてフェースが開いて右に
行くイメージしかないんですけど、正しいボディターンを
教えて下さい
Answer
ボディーターンはそれだけで一冊の本になり、簡単な打法
だと5分、最高峰の打法だと習得に数週間から数か月は掛
り、定着させるには何年と掛ります。
その違いは飛距離です。
200 Y 程度出れば良い打法ならインストラクションに 20
秒、習得には 5 分もあれば十分ですが、欧米打法のように
300 Y を出す打法だと 8 時間ほど掛ります。
ただ、その 8 時間を掛けて動作ができるようになったとし
ても、方向調整、バランス調整をその後で行い、精度を上
げて球がちゃんと当たってナイスショットが 100 球中 1 球
でも出るようになるには一つ一つの動作を定着させて行く
必要があり、トータルで 3 年以上は普通掛かります。
しかし、その一つずつの動作自体が何度復習してもできな
い人もいます。
よほどやる気があって、忍耐力のある人にしかできないと
言うのが世界の主流打法です。
ただ、質問者さんの段階は体の動きに気を取られて手の動
きがおろそかになってフェイスがしっかりと閉じていない
か、あるいはどこかが緩んでいるか、またはスイング速度
が上がるだけでヘッドスピードを上げる動作が入っていな
いかだけかも知れません。
また、それらが出来ていたとしたら突っ込んでいたりテイ
クバックで上半身が充分に右に行っていなかったりする場
合も右にプッシュしますので、正しい診断が必要です。
しかも、飛距離を出す打法はレッグアクション、ヒップタ
ーンやバンプ、ダンプ、ターンなどの基礎や基本動作がし
っかりと身に付いてること、そして体を弓にして、全体を
ムチの動きにするなど、一言では表現できないほど技の連
動があり、言語化できない動作やタイミングなどがありま
すので実技を直接受講するしか方法がありません。
正しい動作はその打法の形(カタ)を習って、その通りに
まず動く事が大切で、模索して探すものではありません。
ゴルフは武道やピアノと同じで、すでに教科書が出来上が
っており、その通りに練習すると自然にトップまで行ける
ようになっているのを、わざわざこれから自分でその教科
書を作ろうとしている人が多過ぎます。
探すだけで一生掛かっても辿り着く事はまずありませんの
で、低俗なレッスン動画や雑誌などの日本をダメにする内
容ではなく、長い欧米の歴史の中から積み上げられてきた
ノウハウをしっかりと習いましょう。